出版社内容情報
暮らしに直結する食料と環境の政策課題を考える際、理論と実証の適切な組み合わせが必須となる。豊富な事例で、経済学的方法を解説。
市場メカニズムの機能と政府の役割をどう評価するか。われわれの生活に直結する食料問題や環境問題においてこの課題は重要である。どのような視点で見るかという「理論」と実際に何が起きてるのかという事実認識が適切に組み合わされなければ良き解決策は示せない。本書は豊富な事例をふまえ、その経済学的方法の丁寧な解説を試みる。
内容説明
身近な生活から世界のあり様までを貫いて捉える思考方法を身に着けよう!市場メカニズムの機能と政府の役割をどう評価するか。われわれの暮らしに直結する食料・環境問題においてこの課題は重要だ。どのような視点で見るかという「理論」と実際に何が起きているのかという事実認識が適切に組み合わされなければ良き解決策は示せない。豊富な事例をふまえ、その経済学的方法を丁寧に解説する。
目次
第1章 食料生産の理論と実証:基礎編
第2章 食料生産の理論と実証:応用編
第3章 農地貸借の理論と実証
第4章 世界の穀物市場と食料安全保障
第5章 経済成長と農業
第6章 厚生経済学と食料・環境問題の余剰分析
第7章 農村共有資源の保全と管理
第8章 環境支払いの理論と実証
補章 経済数学の補足的説明
著者等紹介
伊藤順一[イトウジュンイチ]
京都大学大学院農学研究科教授、農学博士(東京大学)。1959年長野県生まれ。東京大学農学部農業経済学科卒。1985年農林水産省農業総合研究所(現農林水産政策研究所)入所。農林水産省農林水産政策研究所評価・食料政策部食料需給研究室長、同研究所上席主任研究官を経て、2011年京都大学大学院農学研究科・地球環境学堂准教授。2013年京都大学大学院農学研究所教授。1997年および2014年日本農業経済学会誌賞受賞、2018年地域農林経済学会誌賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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