出版社内容情報
イノベーションを先導する良いアイデアを、社員に創造させるにはどのような施策が良いか。実証的な実験やデータ分析を通じて論じる。
イノベーション創出の必要性が叫ばれる中、経営層の期待に反して、アイデア創造がうまくいかない場合が多いという。その要因として、本書は個人がアイデア創造を行う際の心情に社会環境が与える影響に着目する。新興国や他の先進国との比較から日本におけるアイデア創造の特徴を示し、日本人に適したアイデアマネジメントを提唱する。
内容説明
近年、日本のイノベーション力は総じて衰退していると論じられている。昔と比べて現代の日本人は気合が足りないのだろうか?そうではなく、著しい経済成長の最中とそれ以降で社会環境が変容し、それが個人のアイデア創造を行う際の心情に影響を与えている、というのが本書全体を通しての大きな仮説である。本書では、新興国や他の先進国との比較を通じて日本におけるアイデア創造の特徴を示し、現代の日本人のためのアイデアマネジメントを提唱する。
目次
第1章 イノベーション活動におけるアイデア創造およびそのマネジメント
第2章 経済発展と個人のアイデア創造
第3章 アイデア創造の国別比較実験
第4章 日本と各国のアイデア創造
第5章 日本人のアイデア創造の動機
第6章 日本人のためのアイデアマネジメント
著者等紹介
古江奈々美[フルエナナミ]
1990年生まれ。福岡県出身。2014年一橋大学商学部を卒業。2015年同大学院商学研究科修士課程研究者養成5年一貫コース修了。2018年3月から9月までスタンフォード大学Center for Design Researchへ研究留学、2019年3月一橋大学大学院商学研究科博士後期課程修了。博士(商学)。2019年4月より東京理科大学経営学部助教。研究分野はイノベーション、アイデア創造、デザイン思考(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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