出版社内容情報
地方財政健全化法と地方財政の効率性との関係を分析した研究から、地方自治体の政治環境が地方財政の効率性に与える影響を検証する。
本書は、最小費用で公共サービスが生産されたかどうかを問う「費用効率性」を分析対象として、持続可能な政府活動のためには効率化はより重要性を増すという観点から、地方公共サービスのアウトプットデータの構築、地方財政における費用非効率性の規模の把握、非効率性の規定要因の検証という3点を研究する。
内容説明
地方財政健全化法と地方財政の効率性との関係を分析した初の研究。「費用効率性」を分析対象として、地方公共サービスのアウトプットデータの構築、わが国の地方財政における費用非効率性の規模の把握、非効率性の規定要因の検証、という点から、地方財政の効率性に関する研究に貢献する。
目次
地方財政の現状と課題
地方財政の効率性
第1部 地方財政健全化法と地方財政の効率性(地方財政健全化法と健全化判断比率;地方財政健全化法と地方財政の効率性)
第2部 地方交付税制度と地方財政の効率性(地方財政の将来債務と効率性;合併算定替と地方財政の効率性)
第3部 政治的競争と地方財政の効率性(首長選挙における無投票当選の発生要因の検証;政治的競争と地方財政の効率性)
本書のまとめと政策的含意
著者等紹介
鷲見英司[スミエイジ]
1971年生まれ。法政大学大学院社会科学研究科経済学専攻博士課程満了。現在、新潟大学経済科学部准教授。博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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