内容説明
社会的選択理論を創設したアローの類まれなる業績の最新版。
目次
第１章 序論
第２章 選好と選択の性質
第３章 社会的厚生関数
第４章 補償原理
第５章 社会的厚生関数の一般可能性定理
第６章 個人主義的仮定
第７章 社会的厚生判断の基礎としての類似性
第８章 社会的選択の理論に関する覚書き―１９６３年
著者等紹介
長名寛明［オサナヒロアキ］
１９４２年東京都生まれ。１９６５年慶應義塾大学経済学部卒業。１９７０年同大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。１９６７年慶應義塾大学経済学部助手、１９７３年同助教授、１９８０年同教授、２００８年同定年退職。現在、慶應義塾大学名誉教授。経済学博士。理論経済学専攻（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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葉
5
おそらくこれから長期的に付き合っていく本のうちの一冊であると思う。ケネス・J・アローの和書であり、社会選択理論の教科書といっても良い。個人的に数学的な要素が少ないながらも論理性や定理の証明がきっちり書かれていて好きな本である。個人の選好について完備性や推移性の定義や系について説明されている。選挙などの投票や市場、資源配分について書かれており、メカニズムデザイン的な要素も含まれている。最後の方では、史的論評などもある。2014/09/15
