通商政策の潮流と日本―FTA戦略とTPP

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  • サイズ A5判/ページ数 312p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326503650
  • NDC分類 678.1
  • Cコード C3033

内容説明

日本の通商政策は重大な岐路に立たされている。混乱する日本の通商政策を、WTO体制とFTAのあり方、東アジアおよびアジア太平洋の経済連携の新たな動き、等の課題から考察する。

目次

第1部 WTO体制とFTA(WTOとアジア太平洋における経済統合;FTA神話の崩壊;FTAの経済効果と課題)
第2部 東アジアの地域主義と米国(東アジアの貿易構造:その特徴と課題;ASEANの経済統合と経済共同体(AEC):域内経済協力の深化と世界金融危機後の課題
日中韓FTA:経過と課題
東アジア広域経済圏構築の動きとその課題
韓米FTA:本格的FTA国家への跳躍
米国のFTA戦略)
第3部 アジア太平洋の新たな通商秩序(APECの新自由化プログラムとFTAAP;APECハワイ会議の論点;米国とTPP:米産業界の狙い;TPP交渉の争点:高いレベルの自由化は可能か)
第4部 TPPと日本の選択(日米のAPEC戦略とTPP:「閉じられた地域主義」と国内政治の行方;日本のTPP参加問題;WTO・FTA交渉と農業問題)

著者等紹介

山澤逸平[ヤマザワイッペイ]
1937年生まれ。一橋大学経済学部卒業、経済学博士。一橋大学経済学部教授、日本貿易振興機構・アジア経済研究所所長、早稲田大学アジア太平洋研究科教授、国際大学学長、APEC賢人会議日本代表などを歴任。現在、一橋大学名誉教授

馬田啓一[ウマダケイイチ]
1949年生まれ。慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、杏林大学総合政策学部/大学院国際協力研究科教授。国際貿易投資研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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