出版社内容情報
本書では、シナリオを用いた環境意識調査について、概念的な考察から、シナリオの作成、意識調査の設計などそれぞれの段階に分けて解説するとともに、シナリオを用いた環境意識調査を中心として人びとの環境意識を解析することを目的として実施された「シナリオ・アンケート」調査を環境意識調査の例として適したものとして紹介する。
目次
序
謝辞
第1章 環境意識を理解する
1-1 環境意識とは何か
1-2 環境を評価する:環境アセスメント
1-3 環境意識調査
1-4 本書の構成と内容
1-5 「環境意識プロジェクト」について
引用文献
第2章 環境意識調査における調査対象および調査方法の設定
2-1 対象環境と調査対象者の設定
2-2 調査対象者の抽出
2-3 調査方法
引用文献
第3章 人びとの環境への関心をさぐる
3-1 選択するか自由に答えるか
3-2 自由記述形式の回答を分析する
3-3 キーワードから人びとの関心を理解する
引用文献
第4章 環境変動を予測しシナリオ群を作成する
4-1 環境意識調査の設計における自然科学的知見の利用
4-2 シミュレーションモデルを用いた環境変動の予測
4-3 シミュレーションモデルの構築と実行
4-4 シミュレーションモデルを用いない環境変動の予測
4-5 シナリオ群の作成
4-6 事例:森林―河川―湖沼生態系における環境変動予測モデルの構築と適用
引用文献
第5章 シナリオを使って人びとの環境意識を解きほぐす
5-1 シナリオを評価する:環境経済学の手法
5-2 コンジョイント分析を用いて森林流域環境に関する意識を調べる
引用文献
第6章 住民会議で環境の将来像をデザインする
6-1 環境デザインにおける住民参加の手法
6-2 住民会議の設計
6-3 住民会議の実施
6-4 住民会議の評価
6-5 展望と課題
引用文献
資料 朱鞠内湖と森の4つのシナリオ
第7章 シナリオを用いた環境意識調査を環境施策に活かす
7-1 シナリオアンケート
7-2 シナリオワークショップ
7-3 シナリオを用いた環境意識調査の課題と展望
引用文献
用語集
索 引
内容説明
本書では、環境シナリオを用いた環境意識調査について、概念的な考察から、シナリオの作成、意識調査の設計と調査結果の解析などそれぞれの段階に分けて実際の調査の事例とともに解説する。環境アセスメントに不可欠な住民参加を実現するための取り組みとしても有効。
目次
第1章 環境意識を理解する
第2章 環境意識調査における調査対象および調査方法の設定
第3章 人びとの環境への関心をさぐる
第4章 環境変動を予測しシナリオ群を作成する
第5章 シナリオを使って人びとの環境意識を解きほぐす
第6章 住民会議で環境の将来像をデザインする
第7章 シナリオを用いた環境意識調査を環境施策に活かす
著者等紹介
吉岡崇仁[ヨシオカタカヒト]
1955年、大阪府に生まれる。名古屋大学大学院理学系研究科博士後期課程単位取得退学、理学博士。現在、京都大学フィールド科学教育研究センター教授。専門は生物地球化学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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