中国の人口移動と民工―マクロ・ミクロ・データに基づく計量分析

電子版価格
¥5,830
  • 電子版あり

中国の人口移動と民工―マクロ・ミクロ・データに基づく計量分析

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 261p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326502721
  • NDC分類 366.222
  • Cコード C3033

出版社内容情報

出稼ぎ労働者の急増にもかかわらず、なぜ労働力の不足現象が起こるのか。市場化改革が進む中国の地域間労働移動の実態を実証的に分析する。

本書は、中国研究者並びに中国進出企業にとり重要なテーマである中国の地域間労働移動の実態とメカニズムを実証的に分析する。特徴として、マクロ(省市区単位)、セミマクロ(村単位)、ミクロ(世帯・個人単位)の視点で労働力の地域間移動を重層的かつダイナミックに捉え、また政策提言も行う。

関連書:同著者 『中国農村・農業経済の転換』 (小社刊)


序章 問題意識、課題と構成

第Ⅰ部 理論、方法および先行研究

第1章 労働移動研究の理論と方法
   ──農村都市間の労働移動を中心に──
補論 中国の労働移動研究の展開

第Ⅱ部 労働移動のマクロ・アプローチ

第2章 人口移動の実態と特徴
   ──人口センサスの集計資料の検討を中心に──
第3章 省間人口移動とその決定要因
   ──集計データによるマクロ分析──
第4章 地域間人口移動の選択性
   ──年齢、学歴と移動率の関係を中心に──

第Ⅲ部 労働移動のミクロ・アプローチ

第5章 農家の所得、就業と賃金の決定要因
   ──農家調査の個票データによる分析──
第6章 農村地域間の労働移動とその決定要因
   ──村レベルの個票データによる分析──
第7章 出稼ぎ労働者の移動、就業と生活
   ──上海市1995年流動人口調査の個票データをもとに──
第8章 出稼ぎ労働市場の階層構造
   ──上海市1995年流動人口調査の個票データの分析を中心に──
終章 結論と展望

参考文献
索引

内容説明

出稼ぎ労働者の急増にもかかわらず、なぜ労働力の不足現象が起こるのか。中国研究者並びに中国進出企業にとって重要なテーマである中国の地域間労働移動の実態とメカニズムを人口センサス、独自の調査資料を用いて実証的に分析する。

目次

問題意識、課題と構成
第1部 理論、方法および先行研究(労働移動研究の理論と方法―農村都市間の労働移動を中心に;中国の労働移動研究の展開)
第2部 労働移動のマクロ・アプローチ(人口移動の実態と特徴―人口センサスの集計資料の検討を中心に;省間人口移動とその決定要因―集計データによるマクロ分析;地域間人口移動の選択性―年齢、学歴と移動率の関係を中心に)
第3部 労働移動のミクロ・アプローチ(農家の所得、就業と賃金の決定要因―農家調査の個票データによる分析;農村地域間の労働移動とその決定要因―村レベルの個票データによる分析;出稼ぎ労働者の移動、就業と生活―上海市1995年流動人口調査の個票データをもとに;出稼ぎ労働市場の階層構造―上海市1995年流動人口調査の個票データの分析を中心に;結論と展望)

著者等紹介

厳善平[ヤンシャンピン]
1963年中国安徽省に生まれる。1984年南京農業大学農業経済学系卒業。1985年来日、京都大学大学院入学。1991年京都大学大学院博士課程修了、農学博士号取得。専攻、開発経済学、農業経済学。桃山学院大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品