出版社内容情報
環境評価の最新手法を解説。実際の自然環境への実証分析から現在の環境政策の制度的問題点を指摘し自然地域管理のあり方を検討。
本書は、国立公園・国定公園の管理を例としながら、環境評価の手法が、自然地域の管理にいかに寄与できるかを明らかにするとともに、トラベルコスト法、CVM、コンジョイント分析などの環境評価手法を概説する。さらに離散選択モデルと呼ばれる理論的枠組みについて最新の研究動向を交え紹介を行う。
関連書:鷲田豊明 『環境評価入門』 (小社刊)
理論編
第1章 自然公園の維持管理と経済学
第2章 環境価値と環境評価手法
第3章 環境評価手法としてのコンジョイント分析
第4章 離散選択モデルによる推定手法の新たな展開
実証編
第5章 雨竜沼湿原における実証分析
第6章 大雪山国立公園における実証分析
第7章 新しい自然公園管理に向けて
参考文献
引用したウェブページ
リーディングリスト
おわりに
索引
内容説明
最新の環境評価手法を解説し、自然地域の管理にその手法がいかに寄与できるかを明らかにするとともに、現実の自然環境への実証分析から現在の環境政策の制度的問題点を指摘し、自然地域の維持管理のあり方を検討する。
目次
理論編(自然公園の維持管理と経済学;環境価値と環境評価手法;環境評価手法としてのコンジョイント分析;離散選択モデルによる推定手法の新たな展開)
実証編(雨竜沼湿原における実証分析;大雪山国立公園における実証分析;新しい自然公園管理に向けて)
著者等紹介
栗山浩一[クリヤマコウイチ]
1967年大阪府生まれ。1992年京都大学農学部農林経済学科卒業。1994年京都大学大学院農学研究科農林経済学専攻修士課程修了。北海道大学農学部森林科学科助手。1999年早稲田大学政治経済学部専任講師を経て、早稲田大学政治経済学術院助教授。博士(農学)
庄子康[ショウジヤスシ]
1973年宮城県生まれ。1997年北海道大学農学部森林科学科卒業。1999年北海道大学大学院農学研究科林学専攻修士課程修了。2000年日本学術振興会特別研究員DC2。2002年北海道大学大学院農学研究科環境資源学専攻博士後期課程修了。2003年日本学術振興会特別研究員PDを経て、北海道大学大学院農学研究科環境資源学専攻助手。博士(農学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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