出版社内容情報
本書は、ヴィックリー・オークションで有名な、また、古今を通じて限界費用価格形成原理についての最高研究者(一人)で、1996年のノーベル経済学書受賞者でもある、ウィリアム・ヴィックリーの限界費用価格形成に関するペーパーの中から10本を厳選して訳出する。
内容説明
公共経済学における価格規制理論の最重要課題である「限界費用価格形成原理」を追究する。1996年のノーベル経済学賞受賞者であり、限界費用価格形成原理についての最高研究者であるウィリアム・ヴィックリーのペーパーの中から10本を厳選して訳出。
目次
限界費用価格形成に対する若干の異論
ニューヨーク地下鉄の料金構造の変更に関する一提案
輸送と公益事業における価格形成―公益事業に対する限界費用価格形成の若干の含意
都市交通・郊外交通における価格形成
混雑理論と交通投資
公益サーヴィス事業における反応的価格形成
最大産出量か、最大厚生か―オフピーク価格形成問題に関する追論
航空会社の過剰予約―いくつかのさらなる解決法
ピークロード・プライシングに長期費用を用いることの誤謬
限界費用価格形成と平均費用価格形成
解題:ヴィックリーの限界費用価格形成原理研究について
著者等紹介
ヴィックリー,ウィリアム・スペンサー[ヴィックリー,ウィリアムスペンサー] [Vickrey,William Spencer]
コロンビア大学教授Ph.D.ノーベル経済学賞受賞(1996年)。1914年カナダ生まれ。学歴、イェール大学(数学)、コロンビア大学大学院(経済学)。1996年死去
大石泰彦[オオイシヤスヒコ]
東京大学名誉教授。経済学博士。日本交通政策研究会基礎理論プロジェクト初代主査・道路経済研究所道路経済学の基礎理論研究会初代主査。1922年大分県生まれ、茨城県育ち。学歴、旧制水戸高等学校文科乙類、東京帝国大学経済学部経済学科、同大学院。2014年死去
臼井功[ウスイイサオ]
横浜国立大学名誉教授。道路経済研究所道路経済学の基礎理論研究会第2代主査。1941年神奈川県生まれ。学歴、慶應義塾大学経済学部、東京大学大学院経済学研究科修士課程、同博士課程
關哲雄[セキテツオ]
立正大学名誉教授。日本交通政策研究会基礎理論プロジェクト第2代主査。1946年茨城県生まれ。学歴、慶應義塾大学経済学部、同大学院経済学研究科修士課程、同博士課程
庭田文近[ニワタフミチカ]
城西大学現代政策学部助教。博士(経済学)。日本交通政策研究会基礎理論プロジェクト第3代主査。1971年神奈川県生まれ、千葉県育ち。学歴、城西大学経済学部経営学科、同大学院経済学研究科修士課程、立正大学大学院経済学研究科博士後期課程(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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