産業集積の地域経済論―中小企業ネットワークと都市再生

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  • サイズ A5判/ページ数 232p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326502295
  • NDC分類 509.29
  • Cコード C3033

出版社内容情報

長い不況に苦しむ日本経済。その大きなしわ寄せはいま、日本企業の大半を占める中小企業の経営を逼迫している。世界に冠たる効率的な生産システムのサポーティング・インダストリーとして、総体としては世界でトップ水準の技術力や生産効率をあげているものの、賃金や労働条件をはじめ多くの面で依然として大企業とは大きな較差が横たわっている。
 本書は、マーシャルの地域経済論の視点と1980年代以降のイタリアにおける地方自治体中心の地域産業政策から、東京都大田区・墨田区、東大阪市、堺市の事例を分析し、地方分権・地方自治の時代

【目次】
序章 本書の課題と分析視角
 1 工業集積の構造変化と「第二の産業分水嶺」の実相
 2 A・マーシャルの産業集積論の継承と発展

第1章 中小企業研究における工業集積という視点の重要性
 1 はじめに―なぜ、工業集積を問題とするか
 2 中小企業研究における工業集積論の位置
 3 工業集積論研究の到達点と課題
 4 工業集積論の再構築をめざして
 5 「マーシャルの森」から「知恵の森」へ

第2章 わが国における都市型工業集積の地域比較分析
 1 はじめに―対象および課題設定
 2 工業集積地としての歴史的形成過程
 3 集積構造の今日的変化とその背景
 4 集積構造下での「技術・技能の涵養」機能とその変容
 5 企業間における取引関係の現状と課題
 6 地域産業政策の現状と課題

第3章 国際競争化における都市型工業集積の構造変化
 1 なぜ、堺・自転車工業か―「地域性」と「階層性」をめぐって
 2 自転車工業の形成過程―堺地域を中心に
 3 堺・自転車工業の構造的特徴と技術の発展過程
 4 堺・自転車工業の国際化による諸変化
 5 工業集積地としての持続的発展の条件と課題

第4章 都市型工業集積と中小企業の成長・発展―東大阪地域を事例として
 1 はじめに―成長する中小企業研究会の今日的視点
 2 「トップシェア企業」と地域的関連
 3 「トップシェア企業」の事例研究
 4 地域製造業の現状とその発展方向
 5 小括―「活力なき多数派」から「活力ある多数派へ」

第5章 「サード・イタリア」と地域産業政策
 1 はじめに―問題の所在
 2 「エミリアン・モデル」
 3 二重の「フレキシブルなトライアングル」
 4 小括―制度設計のモデルに

第6章 グローバル・エコノミー段階における地域産業政策
 1 地域産業政策の課題―地域経済の不均等発展とその政策対応
 2 わが国の中小企業政策と地域政策
 3 イタリアにおける制度設計上の先駆性と優位性
 4 わが国の地方自治体における産業行政の現状と課題
 5 産業空洞化を超えて

終章 むすびにかえて

参考文献
あとがき
人名索引
事項索引 

内容説明

イタリア中小企業の活力はどのようにして生み出されたのか。世界に冠たる技術と生産効率を擁する日本の中小企業はなぜ苦しんでいるのか。グローバル経済とマーシャル地域経済論との交差から、中小企業ネットワークによる地方分権型都市再生の可能性を探る。

目次

序章 本書の課題と分析視角
第1章 中小企業研究における工業集積という視点の重要性
第2章 わが国における都市型工業集積の地域比較分析
第3章 国際競争下における都市型工業集積の構造変化―堺・自転車工業産地を事例として
第4章 都市型工業集積と中小企業の成長・発展―東大阪地域を事例として
第5章 「サード・イタリア」と地域産業政策
第6章 グローバル・エコノミー段階における地域産業政策

著者等紹介

鎌倉健[カマクラタケシ]
1948年広島県生まれ。1972年立命館大学卒業後、東大阪市役所勤務を経て、1994年京都大学大学院経済学研究科入学。2000年京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、大阪樟蔭女子大学人間科学部助教授。専攻は地域経済論・中小企業論
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