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南山大学学術叢書
越境汚染の動学的分析

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  • サイズ A5判/ページ数 166p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326502103
  • NDC分類 519
  • Cコード C3033

出版社内容情報

本書の目的は、経済成長とその負の副産物ともいえる環境汚染との関わりを、特に地域間の利害対立という観点から議論することである。Regional Science の分野において、このような問題は越境汚染問題と呼ばれており、この問題への関心は近年ますます高まっている。本書では、このような問題の経済学的な側面に対して、主にニつの方向、すなわち微分ゲームの手法を用いる方向、ゲーム理論的ではないモデル構築を行い最適制御理論を応用して分析を行う方向、から、越境汚染問題の経済学的側面をモデル分析する。




【目次】
第1章 序論:1地域も出るから多地域モデルへ

第2章 完備情報下でのゲーム理論
 1 完備情報下での静的ゲーム
 2 完備情報下での動的ゲーム

第3章 フィードバック戦略とベルマンの最適性原理

第4章 TBP問題へのHamilton-Jaccobi-Bellman方程式の応用:対称的な
    2地域モデルと非対称的な2地域モデル
 1 記号と仮定
 2 協調的な排出制御
 3 非協調的な排出制御

第5章 非対称的な2地域モデルの分析例:シュミレーションによるアプ
    ローチ
 1 われわれの想定する経済
 2 モデル
 3 シュミレーション

第6章 シュミレーション手法の今後の展望:自動プログラミング

数学付録 スカーフのアルゴリズムと不動点定理
A1 達成可能な基底とinsertion
A2 Primitive集合とrepiacement
A3 スカーフの定理
A4 不動点定理のための2つの補助定理
A5 ブラウアーの不動点定理
A6 ゲージ関数
A7 角谷の不動点定理

参考文献
索引  

内容説明

経済成長とその負の副産物ともいえる環境汚染との関わりを、特に地域間の利害対立という観点から議論する。本書では、このような問題の経済学的な側面に対して、微分ゲームの手法を用いる方向、ゲーム理論的ではないモデル構築を行い最適制御理論を応用して分析を行う方向の2つからモデル分析する。

目次

第1章 序論:1地域モデルから多地域モデルへ
第2章 完備情報下でのゲーム理論
第3章 フィードバック戦略とベルマンの最適性原理
第4章 TBP問題へのHamilton‐Jacobi‐Bellman方程式の応用:対称的な2地域モデルと非対称な2地域モデル
第5章 非対称な2地域モデルの分析例:シミュレーションによるアプローチ
第6章 シミュレーション手法の今後の展望:自動プログラミング
数学付録 スカーフのアルゴリズムと不動点定理

著者等紹介

井上知子[イノウエトモコ]
1971年愛知県に生まれる。1993年南山大学経済学部卒業。1998年中京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得の上退学。2000年中京大学大学院より博士(経済学)学位取得。現在、南山大学経済学部専任講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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