出版社内容情報
本書は、現代の主要なマクロ経済分析の流れを展望すると同時に、現代のマクロ経済学の全体像を把握するための著者自身のマクロ理論モデルの構築を試みようとするものである。本書におけるマクロ理論展望は、単なる理論の通史ではなく、対立するリサーチ・プログラムの論点や主張を浮き彫りにし、それらの問題点を洗い出す。
【目次】
第1章 イントロダクション:古典派リバイバルとケインズ経済学の再展開
1 伝統的経済学の市場観
2 ケインズ経済学のの登場
3 ケインジアンの展開
4 古典派の復活
5 ケインジアンの新展開
6 むすび
第2章 古典派リバイブル・モデル
1 貨幣的景気循環モデル
2 実物的景気循環モデル
3 若干のノート:新しい新古典派総合
第3章 ニュー・ケインジアンの挑戦
1 価格硬直性
2 市場不完全性
3 協調の失敗
4 政策的含意
5 NKはケイジアンあるいは新古典派か?
6 むすび
第4章 経済成長
1 新古典派の均斉成長モデル:基本モデル
2 新古典派モデルとHarrodの成長理論
3 黄金律
4 外生的技術進歩を伴う新古典派成長モデル
5 投入要素間の代替と生産関数
6 内生的成長モデル
7 代替モデルと成長会計
8 経済成長の実際:むすび
第5章 合理性と経済分析
1 合理性
2 Keynesの期待と血気
3 合理的期待革命
4 合理的期待再考
5 拡張された合理的期待
6 期待の形成
第6章 期待と経済の変動
1 市場経済制度の認識
2 供給能力
3 生産および価格決定
4 消費および投資需要
5 利子率
6 総需要と総供給のカーブ
7 悲観・楽観の動揺と経済変動
8 社会の長期予想の形成
9 将来期待の突然の変化
10 数値例
11 結び
終章 あとがきに代えて
参考文献
事項索引
人名索引
内容説明
現代マクロ経済学を展望するとともに社会心理を考慮した新視座を提唱。
目次
第1章 イントロダクション
古典派リバイバルとケインズ経済学の再展開
第2章 古典派リバイバル・モデル
第3章 ニュー・ケインジアンの挑戦
第4章 経済成長
第5章 合理性と経済分析
第6章 期待と経済の変動
著者等紹介
岡村宗二[オカムラソウジ]
1949年5月群馬県太田市に生まれる。1972年立教大学経済学部卒業、リジャイナ、ブリティッシュ・コロンビア、クラーク、オックスフォード各大学等留学及び在外研究、1989年大東文化大学経済学部教授(現在に至る)。専攻はマクロ経済学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 洋書
- Shock