出版社内容情報
ドーンブッシュ氏は著名なエコノミストでありマクロ経済学の分野でも大きく貢献されている人物である。彼の編著となる本書は、世界銀行経済開発研究所(EDI)のシリーズであり、マイケル・ブルーノ、ポール・クルーグマン、アーノルド・ハーバーガーなど著名エコノミストが寄稿している。
本書では、経済実績に重大な影響を及ぼすいくつかの政策領域、すなわち金融政策、為替レート政策、租税改革、及び外国資本が検討されている。これらのテーマの観念的議論は、様々な政策オプションの効果の具体例となるいくつかの国の事例研究によって補
目次
序章 本書の目的と構成
経済政策の目標
経済政策の環境
経済実績に対する経済政策の意義
本書の内容
第1章 小国開放経済の金融政策ルール
基本的な金融構造
財政赤字と財政改革の下での金融政策
標準的な状況下における金融目標と金融調節手段
金融政策の実施:イスラエルにおける最近の事例
第2章 金融改革と金融自由化
金融抑圧:伝統的アプローチ
国内金融自由化の問題
対外的自由化とドル化の問題
結論
第3章 経済発展における金融的要因
金融抑圧論の枠組み
財政赤字とインフレーション
財政赤字と高率で不安定なインフレの効果
結論
付論 メキシコの金融システム:金融抑圧から貨幣市場へ
第4章 為替レート政策:選択肢と問題
経済における為替レートの役割と影響
代替的な為替レート体制
商業取引向けの複数為替レート
闇市場と貿易の不正申告
二重為替レートと一本化された伸縮的為替レート
結論
第5章 発展途上国における保護政策
保護政策の費用
保護政策の論拠
保護の形態
保護の程度
保護の費用・便益分析
保護政策の政治経済学
結論
第7章 租税改革
租税改革の道徳的特長
効率性と公平性を備えた租税システムの構築
付加価値税
統一関税
資本所得への課税
結論
訳者あとがき
索引
内容説明
本書では、経済実績に重大な影響を及ぼす政策領域、金融政策、為替レート政策、租税改革および外国資本が検討されている。テーマの観念的議論が、さまざまな政策オプションの効果の具体例となるいくつかの国の事例研究によって補足されている。
目次
序章 本書の目的と構成
第1章 小国開放経済の金融政策ルール
第2章 金融改革と金融自由化
第3章 経済発展における金融的要因
第4章 為替レート政策:選択肢と問題
第5章 発展途上国における保護政策
第6章 租税改革