ヨーロッパ経済―過去からの照射

ヨーロッパ経済―過去からの照射

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  • サイズ A5判/ページ数 286,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326501632
  • NDC分類 332.3
  • Cコード C3033

出版社内容情報

中世から現代までのヨーロッパ経済史。産業革命と近代化に比重のかかった従来の概説書に比べ、中世と現代(EU)の叙述に力点が置かれている。その理由として、1つには、「統一ヨーロッパ」という理念が追求されたこと、2つには、歴史学における中世研究の進展に促されたことが挙げられる。そこにはまた、当然にも、近代化と工業化への反省が含まれている。ヨーロッパ経済は、1つのものとして誕生しながら、近代に至って分裂し、現在はふたたび凝集しようとしているわけである。経済学科や史学科の学生のほか一般の歴史愛好家を読者対象に考えて

内容説明

本書はおよそ一千年(西暦1000年頃~1999年)にわたるヨーロッパ経済の概説である。ただし、ヨーロッパの特定の国というより、どちらかといえばヨーロッパそれ自体のありように視線を向けたい。従って、ヨーロッパ経済史の一試論として、ここでは各国経済史の足し算をするのは避け、できるだけまとまった一つの地域としてのヨーロッパの経済的変遷を書こうと努めた。また本書のもう一つの特色は、工業化以前のヨーロッパ経済と戦後ヨーロッパ経済、特にヨーロッパ統合関係の叙述を重視している点である。

目次

序章 ヨーロッパの空間的枠組み
第1章 長期の時間軸で見るヨーロッパ経済
第2章 ヨーロッパの原風景―中世ヨーロッパ経済のプロフィール
第3章 ヨーロッパ人の地平の拡大
第4章 ヨーロッパの「分裂」―国民経済の胎動
第5章 パークス・ブリタニカ―十九世紀諸国民経済のヒエラルキー
第6章 帝国主義時代と二つの大戦―国民経済理念の挫折
第7章 経済統合とヨーロッパの再生
第8章 ヨーロッパ統合の深化―EUの誕生
第9章 経済通貨同盟の設立

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