出版社内容情報
経済の国際化をキーワードに，地球上の多くの諸国に影響を及ぼし人々の生活環境を決定づける大きな要因を考え，事態悪化の解決を考える。
【目次】
第Ⅰ部 [歴史編]戦後経済の国際化
第１章 戦後の日本経済の発展と国際化過程
1 「国際化」の意味と意義
2 食料、原材料の”被”援助国としての日本
3 技術および資本の”被”援助国としての日本
4 高度経済成長期における経済の自立と自由化過程
5 ニクソン・ショックとオイル・ショックで体質を変える日本経済
6 日本経済の国際化の進展とその内容
7 金融取引および円の国際化
第２章 戦後の世界貿易体制の変化―GATTからWTOへ
1 GATT誕生の歴史的前夜
2 GATTの性格と原則
3 1960年代までのアメリカ主導とケネディ・ラウンド
4 発展途上国の要求とGATTにおける対応
5 ヨーロッパ経済共同体の進展とGATTの矛盾
6 ブレトン・ウッズ体制の崩壊と東京ラウンド
7 世界貿易の包括的なルールの必要性とウルグアイ・ラウンド
8 残された国際貿易問題と世界貿易機関
第３章 日米貿易摩擦の歴史と背景
1 日米間における貿易摩擦の歴史
2 日米貿易摩擦の発生のメカニズム
第Ⅱ部 [基礎理論編]経済の国際化と国際関係
第４章 国際経済取引と国際収支
1 国際的な経済取引に固有の問題
2 国際収支の各項目と読み方
3 国際収支の均衡化の意味と国債経済関係
第５章 国際分業と貿易の利益
1 貿易する理由
2 貿易の基礎理論
第６章 貿易パターンの決定理論
1 生産要素の賦存比率による貿易理論
2 技術格差理論
3 プロダクト・サイクル理論
4 代表的需要論
5 サービスの貿易理論
6 企業活動の国際化と貿易
第７章 保護貿易と貿易政策
1 保護貿易の背景
2 保護貿易の政策措置
3 関税の効果
4 貿易数量制限措置の効果
5 幼稚産業保護論
第８章 国際金融と為替レート
1 為替レートの意味
2 為替レートと経済生活
3 購買力平価による為替レート
4 為替レート決定の基本要因
5 Ｊカーブ効果
第９章 国際的な地域経済協力と地域経済統合
1 リージョナリズムの推移
2 地域経済統合の効果
第Ⅲ部 [応用編]経済の国際化と地球経済問題
第１０章 政府開発援助（ＯＤＡ）と経済協力
1 ＯＤＡの内容と役割
2 日本のＯＤＡの実績と評価
3 ＯＤＡの理念と経済協力の方法
4 援助の効果と援助国の利益
第１１章 世界の人口と食料
1 マルサスの命題
2 世界の栄養不足人口と地域
3 世界人口の趨勢と分布
4 世界の穀物生産と将来への懸念
補論 「食料輸入大国」日本から考えなければならないこと
第１２章 地球環境問題
1 地球環境問題とは何か
2 地球環境悪化の論理
索引
内容説明
「国際化」をキーワードに環境・人口・食糧・国際協力など地球経済社会に起こる様々な経済的事象を歴史的経緯をふまえながら地球的規模で考える。
目次
第１部 歴史編―戦後経済の国際化（戦後の日本経済の発展と国際化過程；戦後の世界貿易体制の変化―ＧＡＴＴからＷＴＯへ；日米貿易摩擦の歴史と背景）
第２部 基礎理論編―経済の国際化と国際関係（国際経済取引と国際収支；国際分業と貿易の利益；貿易パターンの決定理論 ほか）
第３部 応用編―経済の国際化と地球経済問題（政府開発援助（ＯＤＡ）と経済協力
世界の人口と食糧
地球環境問題）
-
- 和書
- 海のなかの観覧車
