出版社内容情報
1992年の初版以来、読み継がれてきた“樋口憲法”。2021年の第四版を経て、4年ぶりの改訂となる第五版。
「日本国憲法とその運用を、近代憲法史・憲法思想史の流れの中に位置づけてとらえることを通して、憲法学についての私なりの見とおし図を提示」するとして、現代の問題状況を含め体系的に記述し、比較憲法学のスタンダードな教科書となった。初版からスタイルを変えずに改訂を続け、著者が「わが分身」と呼ぶ、樋口憲法の集大成。
目次
序章 憲法と憲法学
第一部 日本国憲法の成立とその基本的諸原理(日本国憲法の成立;日本国憲法の規範構造;日本国憲法の基本的諸原理)
第二部 権利の保障(権利の保障―総則的問題;権利の保障―各論的問題)
第三部 権力の分立(権力分立概説;政治部門;裁判部門)
著者等紹介
樋口陽一[ヒグチヨウイチ]
1934年生まれ。東北大学、パリ2大学、東京大学、上智大学、早稲田大学で法学部教授職を歴任、2000年12月日本学士院会員に選定される。日本語の著書の中から―『近代立憲主義と現代国家』(勁草書房、1973、日本学士院賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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