出版社内容情報
法哲学・規範理論における主著、待望の邦訳。「排除理由」概念を中心的モチーフとして、規範の性質と役割の統一的説明への道を開く。
ルールはどのような意味で規範的なのか、そしてそれは普通の行為理由とどう違うのか。何が規範体系を体系化するのか。法体系は何によって区別され、その内容は何によって構成されるのか。この3つの問題はすべて、理由が持つ特徴的な役割を示すことにより答えられる。ラズ独自の発想や問題提起に満ちている主著を平易な訳文で示す。
【原著】Joseph Raz, Practical Reason and Norms(Oxford University Press, 1999)
内容説明
法哲学の巨人ラズの法哲学・規範理論における主著、待望の邦訳。ルールはどのような意味で規範的なのか、そしてそれは普通の行為理由とどう違うのか。何が規範体系を体系化するのか。法体系は何によって区別され、その内容は何によって構成されるのか。「排除理由」概念を中心的なモチーフとして、規範性の統一的な説明への道を開く。
目次
第1章 行為理由について(理由の構造について;排除理由)
第2章 義務的規範(規範の実践説;理由とルール:基本的モデル;義務的規範の分析)
第3章 非義務的規範(許可;権能付与規範)
第4章 規範体系(規範体系のいくつかのタイプについて;制度化された体系:予備的考察;制度化された体系:一つの分析)
第5章 法体系(法の独自性;法と実力;法と道徳;法の規範性)
第二版への後記:排除理由再考
著者等紹介
ラズ,ジョセフ[ラズ,ジョセフ] [Raz,Joseph]
1939‐2022。イスラエル出身の哲学者。オックスフォード大学博士。オックスフォード大学法哲学講座、コロンビア大学ロースクール、ロンドン大学キングズ・カレッジなどの教授を歴任した。専門は法哲学・政治哲学・価値論
森村進[モリムラススム]
一橋大学名誉教授・日本法哲学会前理事長。専門:法哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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