続 裁判官の書斎

続 裁判官の書斎

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  • サイズ B6判/ページ数 356p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784326450404
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C1032

出版社内容情報

好評の前作に続き,質量ともグレード・アップした読書エッセー。法服を脱ぎ公証人となっても変わらぬ筆致でつづる論語からSF,誤訳談義,比べ読みの話など。

【目次】
     Ⅰ
頭休めに本を読め―学生諸君へのアドヴァイス―

<古典を読もう>
日本法律史話
運命
黄金の壺
鋼鉄都市
裁かれる裁判所上・下
<目耕余禄―こんな本あんな本>
メガホンの講義
明治波濤歌上・下
人は死ねばゴミになる―私のガンとの闘い
明治人物閑話
進化した猿たち全三巻
木馬と石牛
現代日本法の構図
悪魔の辞典
ルバイヤット
論駁Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
竜の卵
訴訟と民主主義
推定無罪―プリジュームド・イノセント上・下
民事法の諸問題
清唱千首
現代日本の超克
PAWERS OB TEN(パワーズ・オブ・テン)
随筆家列伝

     Ⅱ
本を汚して読むことなど
私の読書法
水滸伝―諸訳読み比べ―
菜根譚<比べ読みの話1>
論語<比べ読みの話2>
続・誤訳談義―ラ・ロシュフコー箴言集の諸訳本<比べ読みの話3>


     Ⅲ
民訴的野球談義
民事裁判官の生活と意見―ある大学生との対話―
裁判からみた教師像
教室の外こそ学びの場
条文の記憶法
ワープロを買った話
別荘が増築できるようになるまで
裁判官の国語力は中学生並か―給付判決主文の用語をめぐって―
去来落柿舎の逸事
掃苔の癖
健全な制度を目指せ
私にとっての天皇制

     Ⅳ
民事法の諸問題Ⅳ「はしがき」
『民事判例実務研究』第2巻序文
『民事判例実務研究』第5巻序文
『判例コンメンタール・民事訴訟法』の意義
随想集『あの日あの時』序文
知られざる蕪山君の明治法制史研究
『裁判今昔』という本
『マスコミ事件始末記』を読む
石原藤夫さんと私
『SFキイ・パーソン&キイ・ブック』を読んで

     Ⅴ
楠本安雄君の損害賠償論―文は人なり―
天性の人間好き―鈴木潔判事を偲んで―
村松先生の民訴論文
岡垣さんの思い出

あとがき

内容説明

好評の前作につづき、質量ともグレード・アップした読書エッセー。法服を脱ぎ公証人となっても変わらぬ筆致でつづる論語からSF、誤訳談義、比べ読みの話などなど。またまた話題沸騰。

目次

頭休めに本を読め―学生諸君へのアドヴァイス
古典を読もう
目耕余録―こんな本あんな本(メガホンの講義;人は死ねばゴミになる―私のガンとの闘い;悪魔の辞典;訴訟と民主主義;現代日本の超克)
本を汚して読むことなど
私の読書法
民訴的野球談議
裁判官からみた教師像
去来落柿舎の逸事
私にとっての天皇制
随想集『あの日あの時』序文
『マスコミ事件始末記』を読む
石原藤夫さんと私
楠本安雄君の損害賠償論―人は文なり
天性の人間好き―鈴木潔判事を偲んで
村松先生の民訴論文〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ted

7
'90年発行。レベルの高い読み応えのある高踏的な随筆集。ただ、元裁判官だけに筆致を抑えても滲み出てきてしまう「エリート意識」臭が玉に瑕。法律に関するエッセーは、門外漢には理解できなかったが、判事といったものが普段どういう問題意識を持ち、どのような職業生活を送っているのか、その一端を知ることができたのは貴重だった。また、余技としてSF小説の造詣も深かったことが窺える。『家畜人ヤプー』の著者とも噂された人物なのだが、略歴では学徒出陣から復員・復学までの経歴が空白になっている。意図的に感じられ却って気になる。2011/08/28

DEAN SAITO@1年100冊

4
第1巻と共に読むと、2冊ともに登場する本などがあり、ああこの著者はこの本に思い入れがあるのだなぁなどと著者の人となりに思いを馳せることができ、二重に楽しめる2017/02/17

ゆう

2
元裁判官の読書・法学エッセイ。著者が私的な読書に充てる時間の少ない裁判官時代から実践している並行的読書法は、活字を追うためのエネルギーの燃費効率が悪くなっている人にも効果的だろう。「頭休めに本を読む」2010/05/22

pippi

1
さて何を読もうか、と思ったときの指南書。但し前半部分より。後半は専門書等の解が多く、門外漢には余力なし。前書にては一切触れられなかった学徒動員に、今回僅かに記述あり。天皇制についての一文、だが他の文より筆力弱し。学徒動員にても、官立(旧帝大)と私立では扱いが違っていたのだろうか。学徒ではないが往年の二枚目俳優池部良(立教卒)の士官候補生時代のエッセイは洒脱な江戸っ子口調だが、血腥い影がある。著者の証左細密ながら筆致闊達は書誌世界並びに職業世界においてのみ、自己内面著述は職業上、知らしむべからざる事也か。2012/04/05

misuke

0
昔の人は漢語に詳しい。翻訳の比べ読みとはどこにそんな時間があったのかと不思議。2016/10/31

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