出版社内容情報
初版後30年以上が経ち、司法制度改革を経てもなお、事実認定の議論に不可欠な歴史的名著、刑法学・井田良氏の解説を付し新装版へ。
「有罪方向の証拠は誇張されることが多く、無罪方向の証拠は陰に隠れて存在することが多い」との認識に基づき状況証拠を多方面から観察し、真相究明の必要を説く。刑事裁判に長年携わり、研究者・教育者に転じた著者ならではの集大成。解説者に刑法学者・井田良氏を迎え、刑事司法がいまなお問われる21世紀に読み継がれるために。
【目次】
Ⅰ
1 自白の信用性の判断基準と注意則
はじめに
第一章 裁判例等に現れた自白の信用性の判断基準
第ニ章 自白の信用性の判断に関する一般的な注意則
2 犯人識別供述の信用性に関する考察
3 状況証拠の評価と事実認定
Ⅱ
4 冤罪事件を見る目――米谷事件を素材にして――
5 年少者の証言など――板橋強制わいせつ事件上告審判決について――
6 いわゆる共犯者の自白をめぐって――山中事件上告審判決について――
Ⅲ
7 虚偽自白と弁護活動
8 公判廷における自白の信用性
9 被疑者尋問のテープ録音制度――圧迫的な取調べ、誤判、裁判遅延の防止手段として――
10 職業裁判官と事実認定
あとがき
解説 誤判に陥らない刑事裁判のあり方を徹底追究した不朽の名著[井田良]
事項索引
内容説明
有罪方向の証拠は誇張され、無罪方向の証拠は陰に隠れる―。状況証拠を多方面から徹底的に観察して、「誤りない裁判」の事実認定を考究する歴史的名著。解説者に刑法学の井田良氏を迎え、刑事司法がいまなお問われる21世紀に読み継ぐために。
目次
1(自白の信用性の判断基準と注意則;犯人識別供述の信用性に関する考察;状況証拠の評価と事実認定)
2(冤罪事件を見る目―米谷事件を素材にして;年少者の証言など―板橋強制わいせつ事件上告審判決について;いわゆる共犯者の自白をめぐって―山中事件上告審判決について)
3(虚偽自白と弁護活動;公判廷における自白の信用性;被疑者尋問のテープ録音制度―圧迫的な取調べ、誤判、裁判遅延の防止手段として;職業裁判官と事実認定)
著者等紹介
渡部保夫[ワタナベヤスオ]
1929年北海道室蘭市に生まれる。札幌第一中学校、旧制第二高等学校を経て、1953年東京大学法学部卒業、司法修習生。1955年判事補任官。青森、函館、東京、秋田、札幌各地方裁判所、東京高等裁判所、最高裁判所調査官室、札幌高等裁判所(部統括判事)に勤務し、1985年4月裁判官を退官。1985~1993年北海道大学法学部教授、1993~1998年3月札幌学院大学法学部教授。弁護士、法学博士。2007年4月逝去
井田良[イダマコト]
1956年生まれ。中央大学名誉教授。慶應義塾大学や中央大学の法科大学院教授、法制審議会会長などを歴任。法学博士(ケルン大学)、名誉法学博士(エアランゲン大学等)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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