出版社内容情報
技術やサービスの進展が非常に速い情報通信分野。その効果的な規制と制度の枠組みについて国内外の議論を軸に公法学の観点から分析。
先端技術の将来と規制枠組み、特にAIに関する新たな法的論点や政策的論点を示す「総論」と、IoT機器やドローンといった分野で行政が担うべき規制やリスクコントロールという観点から検討を行う「各論」という構成により、技術と時代の変化にしたがって柔軟かつ実効性のある規制手法と規制枠組みを構築するための視座を提供する。
内容説明
AIをめぐる法制度のあるべき姿とは。技術やサービスの進展が非常に速い情報通信分野。その効果的な規制と制度の枠組みについて国内外の議論を軸に公法学の観点から分析。
目次
第1部 総論(先端技術と規制―技術の発展に対応する規制手法と行政組織;先端技術の発展と行政組織;情報通信分野における規制手法と行政組織;専門的機関と実質的証拠法則;AI・組織・先端技術;AIとガバナンスの枠組み;AIと自治の未来)
第2部 各論(技術革新と電波割当制度;電波監理と行政指導;EUにおけるオープン・インターネット政策とBERECの役割;ネットワーク中立性規制の現状と課題;IoTと情報保護の在り方;データ・ポータビリティの権利に関する法的諸問題;オンラインプラットフォームサービスに対する規制と課題;ドローンに関する法的規制の現状と課題;ドローンハイウェイに関する法的考察;AIの活用と航空管制業務の自動化;都市行政と情報化社会)
著者等紹介
寺田麻佑[テラダマユ]
1980年生まれ。一橋大学法学部公共関係法学科卒業。慶應義塾大学大学院法務研究科(法科大学院)および一橋大学大学院法学研究科博士後期課程修了。慶應義塾大学法務博士、博士(法学、一橋大学)。現在、国際基督教大学教養学部准教授、一般財団法人情報法制研究所(JILIS)上席研究員、理化学研究所革新知能統合研究センター(AIP)客員研究員。専門は行政法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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