表現の自由とアーキテクチャ―情報社会における自由と規制の再構成

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表現の自由とアーキテクチャ―情報社会における自由と規制の再構成

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  • サイズ A5判/ページ数 379p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326403202
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C3032

出版社内容情報

アーキテクチャは、表現の自由とその根拠となる個人の自律や民主主義の再考を迫っている。情報社会における自由と規制の行方を問う!社会の情報化に伴い、多元化・重層化する規制。その鍵となるのが、フィルタリング、暗号、検索アルゴリズムなどの物理的・技術的構造「アーキテクチャ」だ。アーキテクチャが表現の自由に突きつける問題に対峙して、表現の自由の意味と価値を問い直し、伝統的な表現の自由論を情報社会の自由論へと翻訳する。

はしがき



序章 なぜ表現の自由とアーキテクチャの関係を問うのか



第?部 情報社会における法とアーキテクチャ──規制の多元化・重層化と法理論の再構成



第1章 初期ローレンス・レッシグの憲法理論──多元的・重層的コンテクストの探究と「アーキテクチャ」概念の構成

 1.1 はじめに

 1.2 レッシグの脱神話化から理論の起源へ

 1.3 可塑性と変革

 1.4 憲法の原意と翻訳

 1.5 多元的・重層的コンテクストの探究と規制概念の再構成

 1.6 立憲主義と民主主義の連関

 1.7 小結



第2章 情報社会における法とアーキテクチャの再定位──概念・性質・関係・統制手法の分析

 2.1 はじめに

 2.2 法とアーキテクチャの概念

 2.3 法とアーキテクチャの性質

 2.4 法とアーキテクチャの関係

 2.5 アーキテクチャの法的統制

 2.6 小結



第?部 表現の自由の価値原理・法理とアーキテクチャ──表現規制の変容に即した表現の自由論の再構成



第3章 表現の自由の価値原理とアーキテクチャ──表現の自由のためのアーキテクチャの設計指針の探求

 3.1 はじめに

 3.2 表現の自由の価値原理とコンテクスト

 3.3 思想の自由市場とアーキテクチャ

 3.4 民主主義・自己統治とアーキテクチャ

 3.5 個人の自律・自己実現とアーキテクチャ

 3.6 小結



第4章 表現の自由の法理とアーキテクチャ──表現規制の変容と法理の再構成

 4.1 はじめに

 4.2 米国における表現の自由論の原型

 4.3 表現の自由の法理の形成と展開

 4.4 代理人による表現規制とその変容

 4.5 アーキテクチャの設計・管理者を通じた表現規制と法理の再構成

 4.6 小結



第?部 表現の自由とアーキテクチャの関係の諸相──インターネット上の表現規制の多元化・重層化と表現の自由論の再構成



第5章 性表現規制とアーキテクチャ──インターネット上の表現規制のプロトタイプ

 5.1 はじめに

 5.2 米国における性表現規制の展開

 5.3 通信品位法

 5.4 子どもオンライン保護法

 5.5 子どもインターネット保護法

 5.6 インターネット上の児童ポルノ規制

 5.7 小結



第6章 アーキテクチャによる著作権保護と表現の自由──アーキテクチャの設計・管理者および利用者の自由の重層的規制

 6.1 はじめに

 6.2 米国における著作権の保護と表現の自由

 6.3 情報社会の著作権保護における直接規制の限界と間接規制の模索

 6.4 著作権・媒介者・表現の自由

 6.5 著作物の技術的保護手段回避規制

 6.6 SOPA法案と表現の自由をめぐる論争

 6.7 小結



第7章 安全保障・表現の自由・アーキテクチャ──情報空間のグローバル化に伴う表現の自由論の再構成とその課題

 7.1 はじめに

 7.2 米国史における安全保障と表現の自由の緊張関係

 7.3 対テロ戦争・愛国者法・憲法

 7.4 NYタイムズ・ウィキリークス・スノーデン

 7.5 対テロ戦争と市民的自由

 7.6 国家機密に関する規制の変容と法理の再構成

 7.7 思想の自由市場とプレスの自由の再構成

 7.8 小結



第8章 [補章]忘れられる権利・表現の自由・アーキテクチャ──媒介者の自由と責任に関する日米欧の規範形成

 8.1 はじめに

 8.2 欧州の動向──情報社会におけるプライバシーと個人データ保護

 8.3 米国の動向──表現の自由と媒介者の免責

 8.4 日本の動向──媒介者によるアーキテクチャの設計とその責任

 8.5 小結



終章 情報社会における自由と規制の行方



参考文献

あとがき

索引

成原 慧[ナリハラ サトシ]
成原慧(東京大学大学院情報学環客員研究員)

内容説明

フィルタリング、暗号、検索アルゴリズム―日常に浸透する技術から「自由」とは何かを問い直す。アーキテクチャが表現の自由に突きつける問題に対峙して、表現の自由の意味と価値を問い直し、伝統的な表現の自由論を情報社会の自由論へと翻訳する。情報社会における自由と規制の行方は?

目次

第1部 情報社会における法とアーキテクチャ―規制の多元化・重層化と法理論の再構成(初期ローレンス・レッシグの憲法理論―多元的・重層的コンテクストの探究と「アーキテクチャ」概念の構成;情報社会における法とアーキテクチャの再定位―概念・性質・関係・統制手法の分析)
第2部 表現の自由の価値原理・法理とアーキテクチャ―表現規制の変容に即した表現の自由論の再構成(表現の自由の価値原理とアーキテクチャ―表現の自由のためのアーキテクチャの設計指針の探求;表現の自由の法理とアーキテクチャ―表現規制の変容と法理の再構成)
第3部 表現の自由とアーキテクチャの関係の諸相―インターネット上の表現規制の多元化・重層化と表現の自由論の再構成(性表現規制とアーキテクチャ―インターネット上の表現規制のプロトタイプ;アーキテクチャによる著作権保護と表現の自由―アーキテクチャの設計・管理者および利用者の自由の重層的規制;安全保障・表現の自由・アーキテクチャ―情報空間のグローバル化に伴う表現の自由論の再構成とその課題;忘れられる権利・表現の自由・アーキテクチャ―媒介者の自由と責任に関する日米欧の規範形成)

著者等紹介

成原慧[ナリハラサトシ]
1982年生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学。東京大学大学院情報学環助教等を経て、東京大学大学院情報学環客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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shukie331

1
ローレンス・レッシグに関する研究部分がとても丁寧でわかり易かった。アメリカにおける表現の自由に関する判例・学説の検討が豊富。2019/05/11

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