出版社内容情報
同一テーマについて、研究者、裁判官、実務家の3者が検討。判例タイムズ誌に2008年から2014年にわたって掲載された「家事法研究会」について、2015年の状況を踏まえてアップデート。実務の指針となる重要論考を多数収録。
内容説明
研究者、裁判官、実務家の3者が同一テーマについて多様な角度から検討。今後の実務・研究の指針となる、家事事件にかかわるすべての法律家必携の書。第1巻は、「家事審判手続における職権主義と手続保障」、「財産分与」、「実親子関係」を収録。
目次
第1章 家事審判手続における職権主義と手続保障(乙類審判事件に関する当事者主義的運用の意義と問題点;手続的透明性の視点から;実務の視点からの整理及び実感;家事審判手続における手続保障論の輪郭)
第2章 財産分与(財産分与と債務;財産分与における住宅問題;離婚の際の財産分与と債務の取り扱い)
第3章 実親子関係(実父子関係の成立をめぐる実務上の諸問題;民法772条をめぐる解釈論・立法論に関する2、3の問題―いわゆる300日問題に関連して;いわゆる推定の及ばない嫡出子の手続的側面)
著者等紹介
松原正明[マツバラマサアキ]
早稲田大学大学院法務研究科教授。1950年生まれ。1973年東北大学法学部卒業。1977年司法修習生。1979年松山地方裁判所判事補。以降、宇都宮地方裁判所判事、東京家庭裁判所判事、千葉家庭裁判所判事、東京家庭裁判所部総括判事、さいたま地方裁判所川越支部部総括判事、横浜家庭裁判所部総括判事を経て、2014年から現職
道垣内弘人[ドウガウチヒロト]
東京大学大学院法学政治学研究科教授。1959年生まれ。1982年東京大学法学部卒。東京大学法学部助手、筑波大学社会科学系講師、神戸大学法学部助教授、東京大学教養学部助教授、同教授を経て、2004年から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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