内容説明
人間がより良く生きられる社会を目指す国づくり―良い統治―のために法制度が担うべき役割は何か、グローバル化の中で法整備のための国際協力はどうあるべきか?社会を個人・組織・制度・規範体系の4レベルで捉える視点から、統治システムを構築するための法改革の方法を探り、「開発法学」の理論枠組を提示する。
目次
1 概観―開発法学とは何か
2 人間―人間本性と人間行動のモデル化
3 組織―良い政府と市場・企業および市民社会
4 制度―法改革を通じた制度変更の可能性
5 規範―幸福と正義
6 展望―基礎から応用へ
著者等紹介
松尾弘[マツオヒロシ]
1962年長野県生まれ。1985年慶應義塾大学(法学部)卒業。1990年一橋大学(大学院法学研究科博士後期課程)単位取得。横浜市立大学(商学部)助教授、横浜国立大学(大学院国際社会科学研究科)教授を経て、慶應義塾大学(大学院法務研究科)教授。この間、シドニー大学客員教授、オックスフォード大学客員研究員。また、ネパール、ラオス、ベトナム、カンボディア等の民法整備支援に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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