内容説明
激動の時代。中央集権機関のない国際社会で、法は救世主となりうるのか。自国の利益を考えつつ戦略的に行動する国家と、国家の行動から生まれてくる国際慣習法。その相互作用をゲーム理論で分析し、慣習法が国際社会で果たす機能を、新進気鋭の学者が問う。
目次
第1章 序論
第2章 国際社会と国際法の特徴
第3章 国際慣習法制度の概要
第4章 経済学の考え方
第5章 国際慣習法とゲーム理論
第6章 国際慣習法の進化ゲーム
第7章 国際慣習法と評判効果
第8章 国際慣習法の機能への洞察
第9章 国際慣習法の規範的分析
第10章 多国間協力の可能性
第11章 国際慣習法の制度設計
第12章 国際慣習法を捉える新しい視点
著者等紹介
森大輔[モリダイスケ]
1981年愛知県に生まれる。2004年東京大学法学部卒業。2006年東京大学法学政治学研究科修士課程修了(法社会学)。2009年ジョージメイソン大学ロースクールにてLL.M.(法と経済学)取得。現在、東京大学法学政治学研究科助教。法と経済学、法社会学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。