出版社内容情報
トラスト=信託とは、他人(受託者)をして一定の目的に従って財産を管理または処分をさせるために、その者に財産を移転することを指す。本書は、13世紀中期のイギリス=英米法の中で発達してきたこのトラストが、大陸法のドイツにおいてはいかに扱われ、どのような法制度によって代替されるのか、そしてそれにともなう諸問題と解決のありようを論じている。 日本ではこれまで、信託法といえば英米法の問題として語られることが多かった。しかし、同じ大陸法の市民法を導入した日本における信託関係の当事者の権利・義務の諸問題について、本書は
内容説明
欧米で発展してきた信託に対し、ドイツの信託とはどのようなものか。ドイツと同じ大陸法の市民法を導入した日本。その信託関係の諸問題について新たな視点を提示する、古典的名著初の邦訳。
目次
第1章 トラストの起源と歴史
第2章 トラストの法的構造
第3章 トラストの主要な機能
第4章 ドイツ法の機能的に類似した制度
第5章 継受問題
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