出版社内容情報
学校や地域の教育は,いま,どんな状況にあるのか。子どもの人権侵害はなぜ起るのか。図書館・公民館の運営はどうか。憲法・教育基本法の初心に立って考える力作。
【目 次】
はしがき
第1部 教育と人権をめぐる法状況
現代における教育と法
-教育をめぐる法状況-
第2部 憲法・教育基本法法制と教育人権
1 国民の教育権と公教育
2 憲法26条の理念と法意
3 教育を受ける権利
-就学義務猶予・免除制度(学校教育法23条)は「能力に応じて、
ひとしく教育を受ける権利」(憲法26条1項)と矛盾するか-
4 憲法23条の理念と法意
-「学問の自由」の保障と憲法・教育基本法法制-
5 教育権の法理
第3部 学校教育と子どもの人権
1 子どもの人権研究の必要と法制上の問題の所在
2 教育現場で侵害される「子どもの人権」
3 子どもの人権侵害の救済方法
-学校体罰に関する弁護士会人権擁護委員会の活動を中心として-
4 子どもの人権侵害裁判における不法行為責任
-損害賠償における教育の個人責任を中心に-
5 国連「子どもの権利条約」13条、15条と
教師の職務遂行上の留意点
6 子どもの人権救済センターの活動にのぞむこと
-東京弁護士会子どもの人権救済活動事例集発刊に寄せて-
第4部 社会教育と市民の教育人権
1 社会教育の公共性と住民の権利
-いわゆる”社会教育施設使用有料化”論にかかわって-
2 「読書の自由」・「図書館の自由」と地方議会・議員の責務
-”世田谷問題”の法的検討-
3 公民館職員の「専門職性」と配転命令の効力
-公平委員会「判定」にかかわって-
おわりに 教育行政民主化のための道すじ
あとがき
内容説明
学校や地域の教育は、いま、どんな状況にあるのか。子どもの人権への侵害は、なぜ起るのか。図書館・公民館はどう変えられようとしているのか。憲法・教育基本法の初心に立って考える。
目次
第1部 教育と人権をめぐる法状況
第2部 憲法・教育基本法法制と教育人権
第3部 学校教育と子どもの人権
第4部 社会教育と市民の教育人権
おわりに 教育行政民主化のための道すじ―教育行政審査会(仮称)の提案