出版社内容情報
憲法学において「主権と自由」の研究はもっとも原理的問題であり，大きなテーマである。20名の執筆者による共同研究を経て多面的に追求した論文集で法律・歴史・政治に必読。
【目 次】
はしがき
Ⅰ 主 権
実質的憲法概念と憲法の効力
杉原憲法学における主権・代表制論
主権論の今日的意義と課題
「政治改革」に関する覚書
－「市民」の現代的構成のために－
アメリカ連邦議会の宣戦権限と湾岸戦争
ドイツ行政法における贈与禁止原則
－その提唱と1970年代までの展開－
スイスにおける連邦構成「国」の国際的機能
－「自治体外交権論」との比較の観点から－
現代市民憲法の歴史理論
－憲法科学研究序説－
「民主的権力」論
現代立憲主義の下における人権条約の地位について
－フランスの場合－
政党党首の選出手続き
－イギリス自由党の改革－
二院制の意味と代表性
－フランスにおける第二院－
Ⅱ 自 由
一般平等原則論の原像
－Ｇ. ライプホルツの一般平等原則論叙説－
自衛官の人権と「服務の本旨」
－反戦自衛官裁判に関連して－
刑事裁判における証明基準の憲法的基礎
議会における立憲主義の確立
－《libertes publiques》観念の構造と問題点－
外国人参政権論における「民主制」理解について
法人課税の時空間（クロノトポス）
－法人間取引における課税の中立性－
フランス革命期における自然権思想と二つの財産権論
－シエースとドリヴィエを題材に－
The U.N. Convention on the Rights of the Child and
The Situation of Children in Japan
杉原泰雄教授略歴・著作目録
目次
１ 主権（実質的憲法概念と憲法の効力；杉原憲法学における主権・代表制論；主権論の今日的意義と課題；「政治改革」に関する覚書；「市民」概念をめぐる覚書―「市民」の現代的構成のために；アメリカ連邦議会の宣戦権限と湾岸戦争；ドイツ行政法における贈与禁止原則；スイスにおける連邦構成「国」の国際的機能；現代市民憲法の歴史理論；「民主的権力」論；現代立憲主義の下における人権条約の地位について；政党党首の選出手続き；二院制の意味と代表制）
２ 自由（一般平等原則論の原像；自衛官の人権と「服務の本旨」；刑事裁判における証明基準の憲法的基礎；議会による立憲主議の確立―〈ｌｉｂｅｒｔ´ｅｓ ｐｕｂｌｉｑｕｅｓ〉観念の構造と問題点；外国人参政権論における「民主制」理解について；法人課税の時空間〈クロノトポス〉；フランス革命期における自然権思想と二つの財産権論）
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- 和書
- 月と手袋 春陽文庫
