出版社内容情報
税金は何故に義務とされるのか。その根拠を憲法学の立場から基本的に洗い直し,租税根拠論を整理し,憲法解釈として如何に解するのか。「利益説」「義務説」の拮抗を探る。
【目 次】
まえがき
Ⅰ 第1章 「納税の義務」の再検討
第2章 ヘンゼル税法学の構造
-伝統的行政法学批判のための一素材として
第3章 第二次納税義務の再検討
-「徴収不足額」説からの実務への批判を中心として
Ⅱ 第4章 租税規範に対する憲法審査基準
-ビルク「租税規範の基準としての応能負担原則」を手がかりに
第5章 給与所得税制と不公平税制
-大島訴訟最高裁判決後の課題を中心として
第6章 良心の自由と納税拒否
-ドイツにおける一裁判官の擁護論
第7章 財産権保障と課税権の限界
-ドイツ土地増課税論議を素材として
第8章 政治資金規制の方向と税制
第9章 不確定概念の合憲性の判断基準
-租税法律主義と課題役員報酬損金不算入規定
Ⅲ 第10章 「消費」課税と憲法原則
第11章 中小企業特例・前段階税額控除をめぐる基本問題
-西ドイツ売上税法の議論を素材として
第12章 どぶろく自家醸造禁止合憲論批判
第13章 酒類販売免許性合憲論批判
第13章 補論 酒販免許性合憲論批判再論
あとがき
事項索引
目次
第1章 「納税の義務」の再検討
第2章 ヘンゼル税法学の構造
第3章第二次納税義務の再検討
第4章 租税規範に対する憲法審査基準
第5章 給与所得税制と不公平税制
第6章 良心の自由と納税拒否
第7章 財産権保障と課税権の限界
第8章 政治資金規制の方向と税制
第9章 不確定概念の合憲性の判断基準
第10章 「消費」課税と憲法原則
第11章 中小企業特例・前段階税額控除をめぐる基本問題
第12章 どぶろく自家醸造禁止合憲論批判
第13章 酒類販売免許制合憲論批判
第13章 補論 酒販免許制合憲論批判再論
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- 初等統計学