出版社内容情報
急変していく社会における労使関係の状況はどのようなものか。欧米五ヶ国の労使関係の変動と揺れ動く労働法の諸相を日本の現代に比較しながら問題点に追っていく力作。
【目 次】
はしがき
序論 本書における問題関心と構成
第1章 労使関係の展開と労働協約
Ⅰ 西ドイツにおける経営接合的協約政策と協約法理論
Ⅱ 解約告知に対する経営協議会の関与の実状とその問題点
-西ドイツにおける法定従業員代表制の機能の一側面-
Ⅲ オーストラリアの労働協約法
Ⅳ 米国労使関係の「新段階」と労働法
第2章 労働争議法の動向
Ⅰ イギリスにおける労使関係の変革と労働
Ⅱ 西ドイツにおける警告スト戦術と労働争議法理
-1981年IGメタルの「新しい機動性」を中心に-
Ⅲ 西ドイツにおけるロックアウト論争
-70年代の技術革新・合理性と労働組合-
Ⅳ フランスにおけるストライキと損害賠償をめぐる法理論状況
-労働組合の責任帰属主体性をめぐって-
第3章 団結自治と法の変容
Ⅰ 西独金属労組の内部構造と政策基盤
Ⅱ イギリスにおけるクローズド・ショップの軌跡と現状
第4章 労働者の権利の展開
Ⅰ 西ドイツの労災・職業病の認定法理
Ⅱ 西ドイツにおける労働者人格の保障
Ⅲ 被用者の情報開示請求権と人事記録閲覧権
-西ドイツ経営組織法と連邦データ保護法との交錯領域における一断面-
あとがき
事項索引
法例・判例索引
内容説明
なにが新らしく、なにが古いのか。わが国への示唆を求めて、欧米5ケ国の労使関係の変動と揺れ動く労働法の諸相に迫る。
目次
序論 本書における問題関心と構成
第1章 労使関係の展開と労働協約(西ドイツにおける経営接合的協約政策と協約法理論;解約告知に対する経営協議会の関与の実状とその問題点―西ドイツにおける法定従業員代表制の機能の一側面;オーストラリアの労働協約法;米国労使関係の「新段階」と労働法)
第2章 労働争議法の動向(イギリスにおける労使関係の変革と労働争議法の改革;西ドイツにおける警告スト戦術と労働争議法理―1981年IGメタルの「新しい機動性」を中心に;西ドイツにおけるロックアウト論争―70年代の技術革新・合理化と労働問題;フランスにおけるストライキと損害賠償をめぐる法理論状況―労働組合の責任帰属主体性をめぐって)
第3章 団結自治と法の変容(西独金属労組の内部構造と政策基盤;イギリスにおけるクローズド・ショップの軌跡と現状)
第4章 労働者の権利の展開(西ドイツの労災・職業病の認定法理;西ドイツにおける労働者人格の保障;被用者の情報開示請求権と人事記録閲覧権―西ドイツ経営組織法と連邦データ保護法との交錯領域における一断面)
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- 和書
- 年代記 〈後編〉