内容説明
自律の秩序へ。民主的な権威概念の可能性を軸に、自由と権利の根底にある公的かつパーソナルなものを開示する。
目次
1 権利を基底におく道徳
2 権利と個人の福利
3 義務を解放する
4 価値の通約不可能性―若干の予備的考察
5 権威と正当化
6 リベラリズム・懐疑・民主制
7 自律・寛容・加害原理
8 自由な表現と個人の証し
著者等紹介
ラズ,ジョセフ[ラズ,ジョセフ] [Raz,Joseph]
1939~。1939年イスラエル生まれ。1963年ヘブライ大学で法学修士号取得後、オックスフォード大学へ留学、1967年博士号を取得。1985年よりオックスフォード大学教授(法哲学)、2006年より教育・学内行政の義務を伴わない研究教授(Research Professor)。また2002年よりコロンビア大学教授を兼任
森際康友[モリギワヤストモ]
1950年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了。現在、名古屋大学名誉教授、元明治大学特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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デンプシー
2
非常に面白かった。独立している各章を大別すると、①興味が無いので読み流した、②興味はあるが、難しくてわからず、③面白くて最後まで読めた、の3つ。①と②が半分ほどあったのは残念だったが、③に関しては久しぶりに「読書」が出来て非常に満足。つまり、目の前のテキストと前後の文脈・著者の主張の全体像を照合しながら、自分なりに咀嚼しながら丁寧に読み進めることが出来たと思う。その結果、読み違えている可能性は否めないものの、論理展開の流れに納得しながら、一つのストーリーとして著者の考えを受け入れることが出来たと思う。2022/06/11
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