内容説明
学生が最も熱かった時代―その抵抗のエネルギーとは一体どんなものだったのか。新聞メディアと知識人の言動の分析を通して、当時の人々の目に映った時代の姿に肉薄。50年を経て今、歴史としての「60年安保」を捉えなおす。
目次
日本はどんな姿だったか
1 安保前夜の心象風景(怒れる若者たち;国会乱入と東大篭城)
2 暴力をめぐる記憶連関(砂川判決と三池闘争;韓国四月革命;四・二六―不安の表象;五・一九―錯綜するドラマ)
3 メディアにおけるイメージ闘争(イメージ闘争への転換;消費される「岸信介」;噴出したマスコミ批判)
何が終わり、何が始まったか
著者等紹介
大井浩一[オオイコウイチ]
1962年、大阪市生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒。87年、毎日新聞社に入社。96年から学芸部で文学、論壇などを担当。2009年から学芸部編集委員。法政大学社会学部兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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