出版社内容情報
超大国の外交はいったいどのように決められているのか。シンクタンクやロビイストなどの役割とは。アメリカ政治外交を知るのにぴったりの教科書。
近年、アメリカ外交における公衆の役割が高まってきている。本書は、大統領と公衆の相互作用を一貫した軸として、利益団体、マスメディア、政党、世論などが外交にどのような影響をあたえるかを、体系的にまとめたものである。アメリカ政治外交をバランスよく、そして体系的に知るのにぴったりの教科書。
[関連書] M.グリーンほか編 『日米同盟─米国の戦略』 (勁草書房刊)
第1章 優位にたつ大統領
1 アメリカ大統領のリーダーシップ
2 大統領の権限
3 大統領の役割
4 大統領のパーソナリティと決定スタイル
第2章 ホワイトハウスと官僚機構
1 アメリカの官僚制
2 大統領府
3 国家安全保障会議の変遷
4 NSCと大統領決定スタイル
第3章 大統領と議会の権限争い
1 抑制と均衡のシステム
2 議会の問題点
第4章 公衆の役割と影響
1 公衆と外交政策
2 武力行使と公衆
3 政治イデオロギーと外交政策
4 政治文化と外交政策
第5章 世 論
1 世論の本質
2 世論と湾岸危機
3 外交政策決定における世論の影響
4 世論と政府の距離感の変化
第6章 メディア
1 第四の権力
2 仲介者としての側面
3 外交政策におけるメディアの役割
4 メディアと政策立案者の相互利用
第7章 政党政治
1 二大政党制の展開
2 選挙政治と外交政策
3 超党派外交の伝統
第8章 利益団体
1 利益団体とロビー活動
2 シンクタンクの政策提言
3 外国ロビー、エスニック・ロビー
4 外交政策への影響力
第9章 大統領と公衆の相互作用
1 大統領のもとに結集する公衆
2 ブッシュ大統領のリーダーシップ
引用・参考文献
事項索引/人名索引
内容説明
近年、アメリカ外交における公衆の役割は高まってきている。本書は、大統領と公衆の相互作用を一貫した軸として、利益団体、メディア、政党、世論などが外交にどのような影響をあたえるのかを、体系的にまとめたものである。アメリカ政治外交をバランスよく、そして体系的に知るのにぴったりの教科書。
目次
第1章 優位にたつ大統領
第2章 ホワイトハウスと官僚機構
第3章 大統領と議会の権限争い
第4章 公衆の役割と影響
第5章 世論
第6章 メディア
第7章 政党政治
第8章 利益団体
第9章 大統領と公衆の相互作用
著者等紹介
浅川公紀[アサカワコウキ]
1944年山梨県生まれ。1975年早稲田大学大学院政治研究科修了。現在、武蔵野大学現代社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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