政治の生理学―必要悪のアートと論理

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  • サイズ B6判/ページ数 287,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326351206
  • NDC分類 311
  • Cコード C3031

出版社内容情報

政治学以外の諸領域で「政治的なもの」への関心が高まっている。「アイデンティティの政治」「差異の政治」「言説の政治」などがその代表例であろう。「政治」や「政治学」の定義自体が、現在も常に揺れ動き、論議の対象となっているのである。
 プラトン、ホッブズ、オークショット、ジュヴネルらを手がかりに本書が探るのも、あるひとつの「政治学」の定義可能性である。政治固有の論理にしたがい、哲学や道徳あるいは宗教の手を借りずに政治を記述し、嘘も悪も、正義も善も存在する(世界)のすがたを語る「政治学」、はありうるだろうか。

内容説明

「知ラナイデイルベキコトモアル」というのに、われわれはなぜ政治学を学ぶのだろうか。ホッブズ、オークショット、ジュヴネルらを手がかりにして描かれる善も悪も存在する“世界”のすがた。

目次

プロローグ 生理学としての政治学
思慮の政治
説得の政治
哲学の「切り上げ時」
政治における「高貴な嘘」
政治家であるということ
デモクラシーか政治か
代表の政治学
帰属・個人性・偶然性
エピローグ 政治学へのCredo

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

羽生沢

1
全く見事としか言いようの無い一冊である。政治と思想の関わりを様々な角度から描き、読者を政治学的思考の愉しみへと誘ってくれる。議論の進め方が独特なので読み進めるのに少々根気がいるが、読後の感慨はひとしおであった。著者はオークショットの研究書も執筆しているので、そちらも是非読みたい。2014/04/25

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