出版社内容情報
日本の経済界の中国に対する態度がどのように形成され、なぜ変化したのか、そして日中関係における経済界の具体的な役割はどのようなものか、日本政府の対中政策に影響を与える方法やルート、中国政府との交流チャンネルはどのようなものなのか。これらの問いかけに対し関係する資料・記録・統計データなどをもとに実証的な検討を行う。
内容説明
日本の経済界の中国に対する態度がどのように形成され、なぜ変化したのか、そして日中関係における経済界の具体的な役割はどのようなものか、日本政府の対中政策に影響を与える方法やルート、中国政府との交流チャンネルはどのようなものなのか。関係する資料・記録・統計データなどをもとに実証的な検討を行う。
目次
序章 経済界の役割と日中関係
第1章 先行研究の検討と本書の視角
第2章 1970年代初頭における経済界の中国傾斜―プラント輸出の提起
第3章 日中経済協力の展開と経済界の「中国ブーム」―始動するプラント輸出戦略との連動
第4章 日中の蜜月期における経済摩擦―「小さな政府」への転換
第5章 天安門事件後の円借款凍結解除と対中投資ブームの到来―「新しい政治」への求め
第6章 小泉政権期における経済界の対中認識―「政冷経熱」を中心に
終章 政策アイディアの誕生、共有と二国間制度
著者等紹介
李彦銘[リイェンミン]
大学共同利用機関法人人間文化研究機構地域研究推進センターおよび慶應義塾大学東アジア研究所・現代中国研究センター研究員。研究分野は国際政治、日中関係と中国外交。2005年中国北京大学国際関係学院を卒業、2008年慶應義塾大学にて修士号を取得し、2012年同大学後期博士課程単位取得退学。博士(法学)。2014年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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