内容説明
トウモロコシは今や中国で最大の生産規模を誇る農産物であり、その年間生産量は2億トンを超える。トウモロコシに関わる経済活動は中国経済とりわけ食糧主産地の発展にどのような影響を与えてきたのだろうか。中国の農業・農村問題を解決するための要となる知見を示す。
目次
序章 トウモロコシ産業と中国の農業・農村問題
第1章 中央政府と省政府によるトウモロコシ政策の変遷
第2章 トウモロコシ加工企業の発展
第3章 トウモロコシ農家の経営状況
第4章 トウモロコシ流通企業と「経紀人」
第5章 トウモロコシ産業の部門間関係
終章 結論と今後の課題
補論 トウモロコシ貿易部門の変化
著者等紹介
張馨元[チョウシンエン]
1980年中国吉林省生まれ。2006年名古屋市立大学経済学部卒業。2012年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、東京大学東洋文化研究所助教(経済学博士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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