内容説明
戦後米国は、「大国中国」をどのように成立させようとして、失敗したのか。米国政府、中国国民政府・共産党、そして旧ソ連の資料に基づいて克明に描き解明する。
目次
「大国中国」の崩壊
第1部 米国のアジア・中国政策(1940年代)(米国の戦後アジア地域秩序構想と中国;米国と「中国の統一」)
第2部 マーシャル・ミッションの展開(戦後中国とソ連;マーシャル・ミッションの任務決定過程;「停戦協定」の成立;連合政府構想の展開;東北方針の展開;国共朝廷の終焉過程;「中国喪失」をめぐる論争)
マーシャル・ミッションからアジア冷戦へ
著者等紹介
松村史紀[マツムラフミノリ]
1978年、京都府生まれ。宇都宮大学国際学部専任講師。立命館大学国際関係学部卒、早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了。同研究科博士号(政治学)取得。早稲田大学現代政治経済研究所助手、大阪国際大学国際コミュニケーション学部専任講師を経て、2011年4月より現職。専攻、国際政治学、東アジア国際政治史(米中、中ソ関係)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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