出版社内容情報
「ジェンダーと政治」研究の新たな地平へ。実証論と規範論を架橋するフェミニスト制度論的政治理論を構想し、現実政治に応用する。
フェミニスト制度論は既存のフェミニズム政治学や制度論を批判して登場したが、ジェンダー不平等を再生産する制度の分析にとどまっているように見える。本書は、規範的なフェミニズム政治理論と架橋する「フェミニスト制度論的政治理論」を構想し、フェミニスト制度論の知見を現実の政治実践に応用する道筋を提案する。
【目次】
内容説明
制度論のひとつであるフェミニスト制度論は、既存のフェミニスト政治学を「実証的でない」と批判して登場したが、ジェンダー不平等を再生産する制度の現状分析にとどまっているように見える。本書は、この「経験的研究の分析枠組みとしてのフェミニスト制度論」を進化させて、規範的なフェミニズム政治理論とつなぎ合わせ、「フェミニスト制度論的政治理論」を構築することを目指す。そして、フェミニスト制度論の知見を現実の政治にいかす方法を提案する。社会科学の実証論と、政治理論の規範論をつなぎ合わせる新たな政治学の誕生。
目次
序章 フェミニスト制度論から政治理論をつくる
第1部 フェミニスト制度論は、どこから来て、どこへ行くのか?(「ジェンダーと政治」研究の分断?―経験的研究と規範的研究の対話は可能か;フェミニスト制度論による問題提起;フェミニスト制度論の何が問題か?;フェミニスト制度論のジレンマ―インフォーマルな制度をどう位置づけるか;「フェミニズム的でない制度論」をフェミニスト制度論として再定式化する)
第2部 「フェミニスト制度論」から「フェミニスト制度論的政治理論」へ(よりフェミニズム的なフェミニスト制度論へ;フェミニスト制度論的政治理論に向けて)
第3部 ジェンダー平等を実現するための制度と制度変化の規範的構想(フェミニスト制度論は制度変化をどのように論じることができるのか?;「フェミニスト制度論的政治理論」に基づいた議会の構想)
終章 フェミニスト制度論的政治理論というオルタナティブ
著者等紹介
左〓慎也[サダカシンヤ]
名古屋大学法学部を卒業。名古屋大学大学院法学研究科博士後期課程を修了、博士(法学)を取得。日本学術振興会特別研究員(PD)、お茶の水女子大学ジェンダー研究所研究協力員などを経て、名古屋大学ジェンダーダイバーシティセンター特任助教、専門は政治学、とくにジェンダーと政治(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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