出版社内容情報
納家 政嗣[ナヤ マサツグ]
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上智大学国際関係研究所[ジョウチダイガクコクサイカンケイケンキュウジョ]
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内容説明
冷戦で勝利し、その後発展してきた自由主義的国際秩序は、いま危機に陥っているように見える。本書では、自由主義的国際秩序の思想的背景を明らかにしつつ、この秩序は国際公共圏とどのような関係にあったのか、またその中で主要国はどのような動きを見せてきたのか、多彩な事例をもとに検証し、日本のとるべき道をも探る。
目次
第1部 序論(「ガラス細工」のリベラルな国際秩序;自由主義的国際秩序―その思想的背景と危機)
第2部 国際公共圏と自由主義的秩序(リベラルな国際秩序と国連;内なる危機?―国境管理の国際協力とリベラル国際秩序;北極ガバナンスと規範形成―大国間紛争という幻惑を越えて;自由主義的国際秩序と平和構築―日本の役割を中心に)
第3部 主要国の国内過程と国際秩序戦略(トランプ政権の対中政策―「自由主義的国際秩序の危機」の象徴か、「理念外交」への回帰か;現代中華世界の自由民主と「社会的想像」試論―中国、台湾、香港;日本における政治改革と安全保障;GATTラウンド交渉における多角主義の盛衰;自由主義的国際秩序と米中関係)
著者等紹介
納家政嗣[ナヤマサツグ]
上智大学大学院外国語学研究科博士課程単位取得退学。上智大学教授、一橋大学教授、青山学院大学教授などを経て、上智大学名誉教授、一橋大学名誉教授。専門は国際政治学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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