開発政治学の展開―途上国開発戦略におけるガバナンス

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開発政治学の展開―途上国開発戦略におけるガバナンス

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  • サイズ A5判/ページ数 380p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326302253
  • NDC分類 333.8
  • Cコード C3031

内容説明

途上国開発戦略としてのガバナンスは理論や政策として実際にどのように展開されてきたのか。その問題点と展望はどうなのか。広く開発と政治に関わる研究者・実務家に最新の分析を提供する。

目次

第1部 途上国開発戦略におけるガバナンス(「人間の安全保障」はポストMDGsの枠組みとなるか―2015年以降の開発戦略;途上国開発戦略におけるガバナンス;開発途上国の公共政策と政策過程―国際開発学と政治学の接合)
第2部 開発と国家(経済成長を促進する政治システム―官僚制とリーダーシップ;「法の支配」の構築はなぜ難しいか―その構築過程の政治性;汚職撲滅を阻む要因と促進する要因)
第3部 開発と民主主義体制の構築(多民族国家における民族間協調の方法と条件;民主主義の定着と開発における市民社会―社会・政治に埋め込まれた「公共性」)
第4部 開発援助とガバナンス支援(紛争後のガバナンス構築―総括と展望;民主化支援の実態と比較;結章)

著者等紹介

木村宏恒[キムラヒロツネ]
名古屋大学大学院国際開発研究所名誉教授。専門は開発政治学、東南アジア政治論。法学博士

近藤久洋[コンドウヒサヒロ]
東京国際大学国際関係学部准教授。専門は開発と援助の比較政治経済学。横浜市勤務の後、英国国立イースト・アングリア大学大学院開発学研究科修士課程を経て、2003年にリーズ大学大学院政治学・国際関係学研究科から博士号

金丸裕志[カナマルユウジ]
和洋女子大学人間・社会学系准教授。専門は比較政治学。2002年九州大学大学院法学研究科博士課程修了。博士(法学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とある本棚

8
相変わらず「開発政治学」という概念は曖昧模糊としているが、比較政治学をメインに据えつつも開発学の知見が少し混ざっているイメージ。先進国でもてはやされる「参加型民主主義」や「NGO・市民社会のガバナンスへの参画」等のプローチが、途上国においてはクライエンテリズムや政府の機能不全により必ずしも有効でないことを説く。面白い論点が提示されているものの、いかんせん複数の著者の論文を並べただけという印象があり、章同士の繋がりがないために、本全体のフォーカスがぼやけてることが残念。2024/09/15

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