内容説明
民主化研究のグローバルスタンダードへ。民主主義と非民主主義の二分法を脱し、「選挙」の知られざる役割とその「意図せざる帰結」のメカニズムを明らかにする。
目次
序章 歴史的転換点に立つ民主化研究
第1章 非民主制における選挙の情報収集能力―理論と実証
第2章 権威主義体制における選挙景気循環―グローバル・データを用いた実証分析
第3章 独裁体制における競争選挙のジレンマ―1937年ソ連と1965年メキシコにおける制度改革の比較分析
第4章 民主的政党間競争とエスノポリティクス―中東欧10カ国の計量分析
第5章 紛争後社会における反政府勢力の政治参加と暴力―政治体制と政治制度が及ぼす影響
第6章 民主主義体制下での民族紛争終結のメカニズム―2001年から2009年までのスリランカの事例
第7章 ロシアにおける「民主化の失敗」論再考―サマーラ州の事例にみる民主化とその隘路
著者等紹介
田中愛治[タナカアイジ]
オハイオ州立大学政治学部博士課程修了(Ph.D.)。青山学院大学法学部教授などを経て、早稲田大学政治経済学術院教授(政治学)
久保慶一[クボケイイチ]
ロンドン政治経済学院博士課程修了(Ph.D.)。早稲田大学政治経済学術院助手を経て、早稲田大学政治経済学術院准教授(政治学)
河野勝[コウノマサル]
スタンフォード大学政治学部博士課程修了(Ph.D.)。ブリティッシュ・コロンビア大学政治学部助教授などを経て、早稲田大学政治経済学術院教授(政治学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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