文化政策のフロンティア<br> パブリックアート政策―芸術の公共性とアメリカ文化政策の変遷

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文化政策のフロンティア
パブリックアート政策―芸術の公共性とアメリカ文化政策の変遷

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  • サイズ A5判/ページ数 312p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326301751
  • NDC分類 709.53
  • Cコード C3031

出版社内容情報

アメリカ文化政策の歴史的推移をふまえ、世界のパブリックアート政策を牽引してきたアメリカの70年にわたる実践を公益性・公共性・芸術性から検証した基礎的研究。

制作する芸術家、観衆であり税負担者でもある市民、政策実施者としての行政。この三者による各々の要求の相互作用とそこから帰結される政策評価・立案の循環に焦点を当てながら、アメリカのパブリックアート政策が単なる芸術支援にとどまらない総合的文化政策として世界的に注目され重要性が高まってきた経緯を歴史的に明らかにする。[関連書] 後藤和子 『芸術文化の公共政策』 (勁草書房刊)

はじめに
図表一覧
写真一覧
序 章 パブリックアートと公共性議論
      ──問題の背景と日本の現状──
 1 パブリックアートの公共性をめぐる議論
 2 問題の背景:日本のパブリックアートの特殊性と課題
 3 本書の構成

第Ⅰ部 アメリカ・パブリックアート政策の変容

第1章 パブリックアートの萌芽
     ──ニューディール期の芸術政策──
 1 ニューディール芸術政策の目的
 2 芸術政策の概要

第2章 パブリックアート政策の確立
     ──全米芸術基金(NEA)による政策の推移を中心として──
 1 芸術文化への公的支援とアメリカ文化政策の特徴
 2 文化政策の形成期:1950年代
 3 パブリックアート政策のはじまり:1960年代
 4 地方分権化とパブリックアート政策の拡大:1970年代での変化
 5 パブリックアートの普及:1980年代
 6 1960年代から80年代におけるパブリックアート政策の変容

第Ⅱ部 パブリックアート政策批判と政策転換点

第3章 1980年代の政策転換とその課題
 1 1980年代パブリックアートの機能主義への批判
 2 リチャード・セラ『傾いた弧』をめぐる大論争
 3 リチャード・セラ『傾いた弧』論争の整理

第4章 オルタナティブなパブリックアートの形成
     ──ニュー・ジャンル・パブリックアート理論──
 1 パブリックアートの新動向の形成
 2 芸術活動と社会の接近
 3 オルタナティブ・パブリックアートの諸相
 4 「親密圏」としてのオルタナティブなパブリックアート
 5 オルタナティブなパブリックアートの公益性と
   政府政策への影響

第5章 パブリックアートの政策統合
 1 「コミュニティ・アート」プログラムの開始と
   「公共空間アートプログラム」の終焉
 2 市民への配慮と建築デザイン融合型作品:1990年代におけるGSA
   パブリックアート政策の変化
 3 現在の「建築アートプログラム」の指針

第Ⅲ部 現代アメリカ都市の実践

第6章 現代パブリックアート政策の概要
      ──「アートのための%」プログラムを中心として──
 1 「アートのための%」プログラムの概要
 2 パブリックアート・プログラムの内容

第7章 地方都市パブリックアート政策の成立と現状
 1 歴史的文化アイデンティティの構築と非営利セクターの役割:フィラデルフィア市
 2 創造的都市の形成とパブリックアート政策:シアトル市
 3 マルチ・パブリックと社会統合:ロサンジェルス市
 4 結  論

終 章 パブリックアート政策の公益性の変容とその展望
 1 文化政策としてのパブリックアート政策とその社会的公益
 2 アーティストへの便益と芸術表現への影響
 3 現代のパブリックアート政策の課題と展開

参考文献
あとがき
人名・事項索引

内容説明

本書はパブリックアートというものを文化政策の視点から研究することを試みたものである。半世紀以上にわたるアメリカでのパブリックアートの歴史的変遷を研究し、それを通して現代のパブリックアートを文化政策的側面、芸術的な独自性、そして社会的公益性の面から考察する基礎的研究となることを目指した。

目次

パブリックアートと公共性議論―問題の背景と日本の現状
第1部 アメリカ・パブリックアート政策の変容(パブリックアートの萌芽―ニューディール期の芸術政策;パブリックアート政策の確立―全米芸術基金(NEA)による政策の推移を中心として)
第2部 パブリックアート政策批判と政策転換点(1980年代の政策転換とその課題;オルタナティブなパブリックアートの形成―ニュー・ジャンル・パブリックアート理論;パブリックアートの政策統合)
第3部 現代アメリカ都市の実践(現代パブリックアート政策の概要―「アートのための%」プログラムを中心として;地方都市パブリックアート政策の成立と現状)
パブリックアート政策の公益性の変容とその展望

著者等紹介

工藤安代[クドウヤスヨ]
1959年東京に生まれる。1983年多摩美術大学芸術学部卒業。パブリックアート・コンサルタント会社での実践を経て、2000年南カリフォルニア大学芸術学部パブリックアート・スタディーズ修士課程修了。2007年埼玉大学大学院文化科学研究科博士後期課程修了。現在、アート・アンド・ソサイエティ共宰、国士舘大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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