機能する地方自治体

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 178p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326301430
  • NDC分類 318
  • Cコード C3031

出版社内容情報

地方自治体は、住民に効果的・効率的にサービスするために作られた機能体である。そのために自らの財源と権限をもち、政策を立案・実行している。しかし、現実の地方自治体は十分にその機能を発揮しているとは言えない。その原因はどこにあるのか、それをどう是正し、どのようなシステム、政策をおこなえばよいのか。本書はこの課題に総合的にとりくむものである。文化・思想・社会・経済と制度の関係を考察し、現行システムの問題点を探る。自治体の機構を効率的に動かし、政策をスムースに実行するためにはどうすればよいのかに対する回答。


【目次】

第1章 機能主義的地方自治体論の方法
 はじめに―地方自治研究の増加の背景
 1 わが国自治体研究の発展
 2 実態的機能論の性格
 3 機能主義的地方自治体論の手法
 4 自治体政策過程論の目的・特徴

第2章 地方自治の機能・構造モデルと思想モデル
 はじめに―地方自治研究の二つのモデル
 1 地方自治の機能・構造モデル
 2 地方自治の政治思想モデル


第3章 中央集権時代における地方自治
 はじめに―社会経済、自治思想と制度の発展
 1 明治維新イデオロギーと中央集権体制
 2 三新法時代の地方自治制
 3 明治憲法下の地方自治制
 4 終戦直後の地方自治制
 5 高度経済成長政策と地方自治制

第4章 分権化時代の地方自治の枠組
 はじめに―地方分権化の背景
 1 国と地方自治体の政府間関係
 2 地方自治体の種類と機能
 3 地方自治体の統治機構
 4 機能的自治体への課題


第5章 自治体合併と広域行政
 はじめに―住民からの広域行政
 1 広域行政の定義と性格
 2 広域行政の背景
 3 広域政治・行政機構の理論と類型
 4 自治体合併の理論
 5 広域行政の方式
 6 わが国広域行政の問題点

第6章 住民と行政
 はじめに―住民と行政の機能的関係
 1 住民参加の定義と問題点
 2 住民参加・運動の原因
 3 わが国の住民参加制度
 4 アメリカの住民投票制度
 5 日本の「住民」の把握方法
 6 日本の住民参加・運動の特徴
 7 住民参加の最新インセンティブ
 8 住民参加の異議
 9 住民参加・運動をめぐるこれからの問題

あとがき
索引

内容説明

地方自治体が住民に対して効率的にサービスするために、どのようなシステムが必要か。政策過程、行政組織、住民参加などから総合的に考える。

目次

第1章 機能主義的地方自治論の方法
第2章 地方自治の機能・構造モデルと思想モデル
第3章 中央集権時代における地方自治
第4章 分権化時代の地方自治の枠組―アメリカとの制度的比較
第5章 自治体合併と広域行政
第6章 住民と行政

著者等紹介

牧田義輝[マキタヨシテル]
1939年岐阜県に生まれる。1966年早稲田大学大学院政治学研究科政治学専攻修士課程修了。現在、東海大学政治経済学部教授。政治学博士。地方行政・行政学・政策過程論専攻
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品