出版社内容情報
1999年の通貨統合後のEUは、新規加盟国の問題、機構の民主化、共通外交・安全保障政策の策定、社会政策の協調、人権問題など、政治的課題への本格的取り組みを迫られている。国家連合の真価が問われるこれらの問題に対し、EUがどう取り組むのか、本書は個々の課題を検討しながらEUの21世紀を展望する。
EUについて、通貨問題や制度に関する刊行物は多々見られるが、その政治課題を扱った書籍はまだ類書がみられない。EUを理解するために本書がもつ価値は高い。
内容説明
新規加盟国の問題、機構の民主化、域内・対外の人権問題、共通外交安全保障政策など、政治的課題にどう取り組むのか。国家連合という壮大な実験の真価が問われるこれらの問題に対し、個々の課題を検討しながらEUの21世紀を展望する。
目次
序章 21世紀のEUをどう見るか
第1章 機構改革と民主化に向けて
第2章 欧州連合と人権:域内における人権保護
第3章 EUの対外政策と人権
第4章 欧州連合の防衛能力―共通外交安全保障政策の強化問題
終章 EUと世界、日本・EU関係の展望