出版社内容情報
コミュニケーションという社会過程を権力行使過程として捉え,社会運動とマスコミ,政策と政治文化,世論などの関係を事例に即して探る。
【目次】
はじめに
Ⅰ 政治コミュニケーション研究の再構成
第1章 政治権力論再考
―多次元的権力論を中心に―
第2章 政治コミュニケーション効果研究の展開
第3章 政治コミュニケーション研究の視座転換
Ⅱ 社会運動とマス・コミュニケーション
第4章 「資源」としてのマス・メディアと世論
第5章 市民運動とマス・メディア
―南アルプス・スーパー林道建設反対運動を一事例として―
第6章 住民運動と潜在的世論
―玉川上水保存運動を一事例として―
Ⅲ コミュニケーションと政策文化
第7章 多次元的権力論と政策文化
第8章 社会紛争とコミュニケーション
―リゾート開発をめぐるメディア言説―
終 章 政治コミュニケーション研究の課題
―近代日本社会を対象として―
あとがき
初出一覧
引用・参考文献
索引
内容説明
文化・コミュニケーション・権力の三つが交錯し、関連するところに拠り所を求め、新たな理論展開といくつかの事例分析を試みる。
目次
1 政治コミュニケーション研究の再構成(政治権力論再考―多次元的権力論を中心に;政治コミュニケーション効果研究の展開;政治コミュニケーション研究の視座転換)
2 社会運動とマス・コミュニケーション(「資源」としてのマス・メディアと世論;市民運動とマス・メディア―南アルプス・スーパー林道建設反対運動を一事例として;住民運動と潜在的世論―玉川上水保存運動を一事例として)
3 コミュニケーションと政策文化(多次元的権力論と政策文化;社会紛争とコミュニケーション―リゾート開発をめぐるメディア言説;政治コミュニケーション研究の課題―近代日本社会を対象として)