内容説明
「教師になる」「教師である」ことにまつわる困難・葛藤とは何か。数々の制約のなか、いかに「希望」を見出していくのか―。悩める現場教師・教員志望者にひとすじの光明をもたらす一冊。
目次
第1部 教師の困難はどこから来るのか(教師になること/教師であることの現在;学校は、なぜこんなにも評価まみれなのか―教育のグローバル化とPISAの果たした役割;まじめな教師の罪と罰―教師が教師であるために必要なこと)
第2部 この世界で教師として学ぶ(新人教員の苦悩に対して教員養成には何ができるか;「若手教師」の成長を支えるもの―授業力量を成長させる要因;同僚に学びながら教師になっていく―初任期から中堅期への成長 ほか)
第3部 閉塞状況をどう突破するか(受験体制の中で自分の教育観にこだわる―ジレンマのやり繰りと教師の学び;教師バッシングはもうやめて―心躍る学びの場を;教師はどのようにして生徒の学びが「みえる」ようになっていくのか ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Takanobu Y
1
いろいろな立場で教育現場の問題に切り込んでいる点がとてもよい。2016/08/02
K
0
呪詛のような本2013/03/09
ロンリネス
0
ところどころ難しいというか、まだ現場を経験していないから、入ってこない部分があったが、いままさに教師になろうとしている自分に初任者から10年目、逆に管理職がどうあるべきかなども書かれていてとてもためになった。国家に貢献するという側面が塾とは違う。教師はとにかくつらい。期待されることも未熟者として見られることも悪気はないが初任者には重く学校外で相談できるコミニュティが必要。できないことをできないこととして認めること。資質能力という個人の問題として見過ぎない。制度、全体としてみる。制度の圧力のなかで効果的に。2019/03/25
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