移民大国イギリスの実験―学校と地域にみる多文化の現実

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移民大国イギリスの実験―学校と地域にみる多文化の現実

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  • サイズ B6判/ページ数 334,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326298884
  • NDC分類 372.33
  • Cコード C3037

出版社内容情報

EU拡大に伴い、多くの移民が流入しているイギリスは、政策の大きな転換点にある。地域や学校で起こっている具体的事例を取り上げ、多文化社会の現実を検証する。

本書は、現在イギリスの最前線で起きている移民政策の変化を捉え、外国人が増加した時、隔離コミュニティを作り出さずに統合するための視点や、多様な文化的背景をもつ子どもの教育に求められることを考察する。グローバリゼーションの進展によりイギリスに起きている個々の現実の検証は、将来、日本の進む道を探る上で有益となろう。

[関連書] 同著者 『外国人の子どもの不就学』 (勁草書房刊)
Ⅰ部 葛藤する移民

第一章 変わる街の移住者たち
 1節 アジア系に先行したエスニック集団
 2節 増大するムスリムと活動組織

第二章 統合と変容する文化
 1節 東のバングラタウン
 2節 西のパンジャーブ
 3節 培養される南アジアの文化
 4節 「多文化」化と文化変容

第三章 認められた新しい宗教学校
 1節 労働党の教育政策と信仰学校の行方
 2節 増える信仰学校
 3節 分裂する教育界

Ⅱ部 難民の新世紀

第四章 押し寄せる難民
 1節 「移民」から「難民」へ
 2節 変わる難民への対応

第五章 難民からニューカマーへ
 1節 新しい統合問題
 2節 繰り返される外国人憎悪

Ⅲ部 EUの深化と新しい市民権

第六章 EUのインパクト
 1節 市民権教育の重視
 2節 「貧困」から「社会的排除」へ
 3節 学校教育からの社会的統合

第七章 「国民」への新しいハードル
 1節 九・一一以降のイギリス
 2節 新しい「帰化」制度の導入

参考文献
おわりに
索引

内容説明

具体的事例を取り上げ、多文化社会イギリスの最前線を検証する。移民政策の大きな転換期にあるイギリスを対象に、外国人を統合するための視点や、その子どもの教育に求められることを論じる。

目次

1部 葛藤する移民(変わる街の移住者たち;統合と変容する文化;認められた新しい宗教学校)
2部 難民の新世紀(押し寄せる難民;難民からニューカマーへ)
3部 EUの深化と新しい市民権(EUのインパクト;「国民」への新しいハードル)

著者等紹介

佐久間孝正[サクマコウセイ]
1943年生まれ。1970年東北大学大学院教育学研究科教育学専攻博士課程中退。現在、立教大学社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

幸音

3
レポートの参考文献。主に読んだのは2章の「統合と変容する文化」。イギリスに来た移民の世代間ギャップについて論じた。母語と英語のギャップだけでなく、ジェンダー観、教育観、結婚観においても影響を及ぼすことが分かった。祖国と第一言語教育を重視する一世と、生まれ育ったイギリスの様式を受容し馴染み、第一言語は家庭内レベルで十分とする二世以降との価値観の相違を知ることができた。2012/06/25

ヘイ站

1
イギリスの抱える諸問題について大まかなことを理解できました。個人的な問題として、このような分野について疎く、用語を辞書で調べたりなどし、読むのに時間が掛かり理解も十分にはできませんでした。とても良い本であるとは思います。2013/02/27

Sebastianus

0
イギリスの移民の現状や歴史、政策などをパッと知るのによい資料である。 筆者が実際にイギリスに赴き調査した現状や客観的データなどが掲載されており 大変よい便利な資料である。  イギリスにおける暴徒が話題になっている今日に大変有意義な情報を提供してくれる一冊であると言えるだろう。2011/08/11

ラッシー

0
タイトルは「移民」だが、本書の中では、移民と比較しての難民固有の特性(「強いられた移動」である点や、「移民コミュニティと比べても、難民コミュニティは入国時期によって学歴、階層、宗教などが異なり、コミュニティ単位でも統合が難しい。しかも難民は自己隔離的コミュニティを形成しがちで、スティグマ化された状況からの脱却が困難である」こと)について分析されていた点が興味深かった。2017/11/01

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