出版社内容情報
「最初のスポーツ心理学者」とも呼ばれ、日本の研究動向にも多大な影響を与えたシュルテ。その代表的著作を豊富な図版とともに邦訳。
シュルテは20世紀前半のドイツにおいて、高精度の時計や脈波計など、現代のバイオメカニクスや生理学につながる技術を用いて心理学と身体運動の接点を独自に探究し、スポーツ心理学に体系的な学術的基盤を与えた先駆者である。身体と魂を一体的に捉え、教育・文化・科学を統合しようとしたシュルテの思想、その現代的意義に触れる。
【目次】
『スポーツにおける身体と魂』
著者の業績
親愛なる読者へ
序
第1章 感覚の空間性と時間性――スポーツにおける知覚世界の分析
第2章 注意の力学――集中、持続、そしてその測定
第3章 スポーツ選手の人格類型――感情、気質、性格の分析
第4章 意志の諸相――反射から自己統御、そして人格形成へ
第5章 労働としてのスポーツ――疲労と訓練、そして人間形成
注
『身体修練の心理学――その全領域に関する概観』
推薦のことば アルベルト・モール博士
序 文
第1章 身体修練の目的論
第2章 身体修練の発生生物学
第3章 身体修練の心理生理学
第4章 身体修練の動機づけ心理学
第5章 身体修練の系統発生的心理学
第6章 身体修練の個体発生心理学
第7章 身体修練の歴史的発達心理学
第8章 身体修練の構造心理学
第9章 体系的身体修練心理学
第10章 身体修練の教育心理学
図版附録
注
訳者解説
訳語一覧
人名索引
事項索引
内容説明
「最初のスポーツ心理学者」とも呼ばれ、日本の研究動向にも多大な影響を与えたシュルテ。その代表的著作を豊富な図版とともに邦訳。本書では思想的背景や語義の正確な理解に基づく新訳を提示する。シュルテ特有の難解な表現や学術用語に対しては、必要に応じて注を設け、読者の理解を助けるよう努めた。第1巻『スポーツにおける身体と魂』では、シュルテがスポーツという現象を心理学的・生理学的に分析し、人間存在を「生成と変化のプロセス」として捉える教育学的視座が示されている。これを受けて第2巻『身体修練の心理学』では、その視座をさらに発展させ、身体修練を通じた人格形成と社会的成熟のプロセスを体系的に論じている。この二冊を通して読むことで、シュルテがいかに身体と魂を一体的に捉え、教育・文化・科学を統合しようとしたかが、立体的に浮かび上がってくるだろう。
目次
『スポーツにおける身体と魂』(感覚の空間性と時間性―スポーツにおける知覚世界の分析;注意の力学―集中、持続、そしてその測定;スポーツ選手の人格類型―感情、気質、性格の分析;意志の諸相―反射から自己統御、そして人格形成へ;労働としてのスポーツ―疲労と訓練、そして人間形成)
『身体修練の心理学―その全領域に関する概観』(身体修練の目的論;身体修練の発生生物学;身体修練の心理生理学;身体修練の動機づけ心理学;身体修練の系統発生的心理学;身体修練の個体発生心理学;身体修練の歴史的発達心理学;身体修練の構造心理学;体系的身体修練心理学;身体修練の教育心理学)
著者等紹介
シュルテ,ロバート[シュルテ,ロバート] [Schulte,Robert Werner]
1897年、ドイツ・リューデンシャイト生まれ。1919年に博士号を取得。20世紀前半のドイツにおいて、心理学と身体運動の接点を独自に探究し、世界で初めて「スポーツ心理学」という分野に体系的な学術的基盤を与えた。ドイツ体育大学にて世界初のスポーツ心理学研究室を創設し、教育・研究・制度の各側面で多面的な貢献を果たした。1933年逝去
山田憲政[ヤマダノリマサ]
1960年、新潟県生まれ。1985年、筑波大学大学院体育科学系修士課程修了。博士(教育学)。北海道大学大学院教育学研究院教授を経て、中京大学スポーツ科学部教授。専門はスポーツ心理学、バイオメカニクス、知覚―運動科学。身体運動を、心理・力学を統合する情報概念から包括的に捉え、アスリートの知覚、知覚と動きのダイナミクス、運動学習のメカニズム、運動情報の伝達メカニズムにアプローチしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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