出版社内容情報
学校で行われる道徳教育において、「市民」が日々の生活において直面するような問題や課題をどのように生かすのかを考えるテキスト。
学校において、道徳/市民性教育はどのように進めればよいか。本書は、民主的コミュニティ、大人、よりよい生、いじめ、ジェンダー、モラルジレンマ、公平性など様々な事例を取り上げる。答えを提示するのではなく、その難しさと対峙し、共に考えるというスタイルで、学校を出た後のライフ(人生・生活)にまで視野を広げて検討する。
内容説明
市民性(シティズンシップ)教育と道徳教育を架橋する教職テキスト。「市民」が日々の生活において直面する問題や課題を、道徳教育においてどのように生かしていくか。民主的コミュニティ、大人、よりよい生、いじめ、ジェンダー、モラルジレンマ、公平性などの様々なテーマを取り上げ、理論と実践を検討する。
目次
第1部 市民を育てる道徳教育の原理(アートで育む民主的市民―「新しい見方や考え方を生み出す」道徳授業;「大人になる」という眺め;「よりよく生きるための基盤」としての道徳性―物語教材「かぼちゃのつる」を読み解く)
第2部 市民を育てる道徳教育の視点(情報活用能力としての情報モラル―情報社会における市民の育成;個人の尊厳を学ぶための「いじめ予防授業」;教室内での排除と差別―ジェンダー・セクシュアリティの観点から)
第3部 市民を育てる道徳の指導と授業(学習指導要領のもとでの市民性教育の実践―モラルジレンマ授業とジャスト・コミュニティの視点から;幼児教育における市民性教育―幼児教育と小学校教育の連続性を視野に入れて;初等教育における市民を育てる道徳授業;中等教育における市民を育てる道徳授業)
著者等紹介
佐藤隆之[サトウタカユキ]
早稲田大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(教育学)。現在:早稲田大学教育・総合科学学術院教授
上坂保仁[ウエサカヤスヒト]
早稲田大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得退学。修士(教育学)。現在:明星大学教育学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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