出版社内容情報
なぜ学力格差は生まれ、拡大していくのか。また、その拡大をいかにして食い止めることができるのか。調査を通して実証的に検証する。
「子どもの貧困」という社会問題に関連して注目されるのが、子どもの家庭環境による学力格差である。本書は、いわゆる「マタイ効果」を援用しつつ、格差の拡大メカニズムを検討。学力の不平等が持続・拡大するメカニズムを実証的に明らかにする。さらには、公教育における学力格差、低学力の子どもが抱える困難を解決する方途を探る。
内容説明
なぜ学力格差は維持・拡大するのか。教育に求められる「平等」とは何か。「マタイ効果」にもとづき、学力格差の拡大メカニズムを理論的かつ実証的に検討する。
目次
序章 学力格差のメカニズム解明に向けて
1章 マタイ効果を学力格差研究に援用する
2章 双方向因果による格差の拡大メカニズム
3章 悪循環に苦しむのは誰か
4章 「二つの平等」を目指す学校文化
5章 なぜ学力格差は是正すべきなのか
終章 学力格差とマタイ効果
著者等紹介
数実浩佑[カズミコウスケ]
大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。博士(人間科学)。現在:宝塚大学東京メディア芸術学部専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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