出版社内容情報
学校改革の内側に研究者が身を置き、実践者を支援する「アクション・リサーチ」として成立したアメリカ学校改革研究の展開を論じる。
1990年代前半に着手されたJ.マクドナルドとD.ショーンによる学校改革研究は、研究者が学校改革の現実の内側に身を置き、学校改革の現場の実践者を支援する「アクション・リサーチ」として展開した。以降およそ30年にわたるアメリカ学校改革研究を、各時代の全米規模の学校改革プロジェクトの分析を通して詳細に検討する。
内容説明
1990年代からおよそ30年にわたるアメリカ学校改革研究に対するきめ細やかな分析。学校改革の内側に研究者が身を置き、実践者を支える「アクション・リサーチ」として成立したアメリカ学校改革研究の展開を論じる。
目次
第1部 学校改革の「活動の理論」(学校改革の「活動の理論」の形成―アネンバーグ・チャレンジの出発;学校改革の「活動の理論」の展開―アトラス・チャレンジの経験)
第2部 高校の学校改革研究(ニュー・アーバン・ハイ・スクール・プロジェクトの学校改革研究の形成;ビッグ・ピクチャー・ラーニングの「デザイン」による学校改革の「規模の拡大」)
第3部 学校改革の「活動空間の理論」(学校改革の「活動空間の理論」の形成―アネンバーグ・チャレンジの経験;学校改革の「活動空間の理論」の形成―アネンバーグ・チャレンジの「脈絡」;学校改革の「活動空間の理論」の展開―ニューヨークにおける授業改革とデータ活用;学校改革の「アクション・リサーチ」の形成と展開)
著者等紹介
鈴木悠太[スズキユウタ]
1981年神奈川県生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了、博士(教育学)。現在、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院/環境・社会理工学院社会・人間科学系准教授。専門は教育学、学校改革研究。主著に『教師の「専門家共同体」の形成と展開―アメリカ学校改革研究の系譜』(勁草書房、2018年)(2019年日本学校教育学会賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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